1月9日、展示会の主催者や会場、展示会の支援企業が集まる一般社団法人日本展示会協会が2020年新年懇親会をANAインターコンチネンタルホテル東京で開催した。
昨年6月に会長に就任した浜田憲尚会長(マイナビ専務取締役)は開会の挨拶で、「日本経済における展示会の価値を高め、それを社会に伝えて好循環を生むのが協会の役目」とし、この10年間で展示会業界は成長をし社会の認識も高まったとし、また今後の課題として、展示会場増設、国際化、地方開催の3点をかかげた。
また昨年まで10年間にわたり会長職を務めた功績を表彰された石積忠夫名誉会長(リードエグジビションジャパン名誉会長)は、「私にとって展示会への取組みは仕事でなく芸術作品」と33年にわたる展示会事業への取組みと10年にわたる会長職での活動に対する思いを語った。石積氏は昨年末まで病気療養をしていたことも語った。
来賓として駆けつけた自由民主党展示会産業議員連盟会長の甘利明氏は、老眼鏡ではじめてメガネドレッサー賞を獲得したことなど石積前会長とのエピソードともに、「展示会は経済発展だけでなく、文化の祭典であり海外から参加する多くのビジネスパーソンにより発信されることも大きい」と挨拶した。続いて、経済産業省商務・サービスグループ商務・サービス審議官藤木俊光氏、国土交通省観光庁長官の田端浩氏も来賓として挨拶した。
来場者した多くの会員企業および展示会関係者は、新年の挨拶とともに情報交換など積極的に交流していた。