光の祭典「TOKYO LIGHTS 2022 -プロジェクションマッピング国際大会-」が9月17日(土)から19日(月/祝)の3日間、明治神宮外苑 聖徳記念絵画館及び明治神宮外苑 総合球技場軟式球場でいよいよ開催される。
2021年に始まった『TOKYO LIGHTS』は、東京の新しい風物詩として未来へのメッセージを発信する光の祭典。TOKYO LIGHTSの『LIGHTS』には、未来の可能性を示す「ビジョン」、表現技術を示す「先進性」、これからを担う「人材」、それらを育み集まる「コミュニティ」など様々な意味が込められている。
目玉となる世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会は、世界各国から集まった作品が聖徳記念絵画館という歴史ある巨大な建物へ投映され、幅と奥行きある映像表現を、圧倒的なスケールで上質な体験ができる。また、「1minute Projection Mapping Competition」のタイトルの通り、特色として、1分から1分59秒の作品で世界一を競う大会は、クリエイターにとっても参加しやすく、参加者は世界各国から集まるハイレベルで個性豊かな作品を、同じ会場で一気見することができる貴重な機会となっている。
また、光の祭典エリアでは、明治神宮外苑 総合球技場軟式球場に、非日常感のある光の世界を旅する様に、光のアートや先進的なエンターテインメントコンテンツが配置され、エリア全体で多種多彩な体験を提供する。プログラムのなかには、日本発の先端技術でファイバービーム(特殊レーザー)と映像演出を掛け合わせた光と音のイマーシブエンターテインメント体験など、先進技術や光のアート、パフォーマンスが有機的に展開され、没入感ある新たな体験を提供している。
会期前日の9月16日夜に行われたプレスプレビューでは、光の祭典エリアの内覧、光の祭典エリアを演出する漆間大仁さんによるオープニングショー「WELCOM TO NEO TOKYO -Old meets New-」の上映、「1minute Projection Mapping Competition」の最終審査に残ったファイナリスト19作品の中から5作品のプロジェクションマッピングコンペ作品の上映・招待作品のスペシャル作品2作の上映のほか、オフィシャルアンバサダーの尾上松也さんが登場し、トークセッションが行われた。
プレスプレビューで挨拶した石多未知行さん(TOKYO LIGHTS2022実行委員会 副委員長 兼 「1minute Projection Mapping Competition」大会総合プロデューサー)は、TOKYO LIGHTS全体概要と趣旨について、「2020年の東京オリンピックを機に多くのインバウンド需要が見込まれることに伴い、夜間のナイトエンターテインメントなどの観光需要を高めるうえでも必要とされた流れから、プロジェクションマッピングの国際的なアワード開催を検討したものがはじまりだった」と開催の背景を解説。コロナ禍で当初予定から1年遅れたが、継続的に活動を続けて昨年12月に初開催を果たした。プロジェクションマッピングのアワード立ち上げが当初の趣旨だったが光の祭典へと展開した理由は、「来場者や海外からの渡航者に滞在時間をより豊かに感じてもらうため、また、世界的な光の祭典に比肩する幅と奥行きある体験ができる祭典を目指した」とプロジェクションマッピングと多彩な多彩な光の表現が集まる光の祭典へとプログラムを伸展した経緯と想いを伝えた。「さらにさまざまに連携していきたい」と今後について語った。
またオフィシャルアンバサダーの尾上松也さんと石多さんとのトークセッションでは、尾上さんが歌舞伎を軸にドラマなど多方面で活躍していることから、石多さんから「プロジェクションマッピングは歌舞伎に比べると歴史が浅い。どう表現の幅を広げたり、深めたりしているのですか」とアドバイスを求めると、尾上さんは「オファーや自主企画も含めて、やったことないこと、知らない世界に飛び込むことは自分の世界が広がる。出会ったことのない作品・工程・ひと、すべて未知の世界だったものが新たに構築されていくと、意識しなくとも自分のキャパシティと引き出し、幅が広がっている。それが表現にすごく役に立っている」と、踏み出すことの大切さが表現力に幅を持たせていると自身の経験から考えを伝えた。
続けて、石多さんは「プロジェクションマッピングはパソコンのなかで制作するけれど実際に建物に投影すると全然違う。台本と舞台が違うように、リアルは異なるものという感覚は同様ですか」との問うと、尾上さんは「その場でみて感じることは、プロジェクションマッングを体験してもそうでしたが、リアルでどう変化させていくか、よりよくブラッシュアップさせていくかが大事。また、今回参加して思ったのは、日本・東京から海外へ発信させていくことの大切さと同時に、歌舞伎を通じて思うこととして、日本の皆さんが日本の文化を知ることがまだまだ必要なこと。TOKYO LIGHTSを通じて、自分たちの文化を知るチャンスであり、他国の文化を体験するチャンスでもある。プロジェクションマッピングには、性別・国籍問わない魅力がある。それだけ責任もあるけれど、価値のある大会」とエールを贈った。
今回の 「1minute Projection Mapping Competition」では、作品制作テーマを「LIFE/命・暮らし・人生」として、世界55の国・地域から集まった241組のエントリーがあった。イベント期間中は、ファイナリスト作品19作品を見ることができる。石多さんは、「ファイナリスト作品のなかにはウクライナのクリエイター作品もあり、困難な状況下でも創作してくれた。いま、現地でどう考えているのか表現を受け止めたいし、それぞれの作品の中に、世界のそれぞれのLIFEに対する考えが込められている。みる人の感覚に直接伝え、考えさせてくれるものばかり。映像のさきには、大勢の人が居て、世界を感じることができる。ぜひ生で体験してほしい」と伝えた。
入場の際は必ず事前にチケットの予約が必要。空席状況はLivepocketで確認すること。
また、今回公式YouTubeチャンネルに「1minute Projection Mapping Competition」ファイナリスト19作品を公開。こちらは誰でも投票に参加することができる。投票を通じ通常のグランプリとは別に「オーディエンス賞」が決定される。
■ 投票スケジュール
【 投票 】
開始 : 2022年9月17日(土) 18時00分
終了 : 2022年9月18日(日) 22時00分
【 発表 】
2022年9月19日(月・祝)
授賞式および各SNS にて発表。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9lf0sz6FtdKpiMYoX20Lug
光の祭典は、海外でも実施されており、フランス・リヨンでは約500万人、オーストラリア・シドニーでは250万人のインバウンド需要がある。多大な経済効果や都市のPR・グローバルブランディングができる場として機能し、夜間文化の充実、グローバルな観光PR戦略としても「TOKYO LIGHTS」は、注目のイベント。また、圧倒的なスケールで光に包まれるような体験は、別世界への没入感を味わえる。
写真で見るTOKYO LIGHTS 2022
TOKYO LIGHTS 2022 -プロジェクションマッピング国際大会- 概要
開催日時:2022年9月17日(土)〜9月19日(月/祝)
時間:9月17日〜18日/国際大会(各日2部制) 第1部 18:30-19:20 第2部 20:00-20:50
9月19日/国際大会・授賞式(1回公演) 19:00-20:50
会場:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館及び明治神宮外苑 総合球技場軟式球場
公式サイト:https://tokyolights.jp/
チケット予約:https://t.livepocket.jp/t/tokyolights2022