映像機器やソリューションを提供するバルコ(株)は、2020年4月から、大型サイネージや屋内設備向けLED製品ラインナップを拡充し、5種類の新モデルを日本市場で販売開始する。
同社は昨年、中国LEDメーカーのUniluminとの戦略的パートナーシップを発表し、高解像度LEDの新機種となるXTシリーズをマーケットへ投入。同シリーズはアスペクト比16:9の1枚27インチのLEDタイルで、0.9~1.9mmの4種類のピクセルピッチから選択できる。同社のLED製品は信頼性が評価され、TV番組の背景などにも用いられている。XTシリーズは、信頼性・性能と低コストを両立するLED製品となってる。27インチのLEDタイルを任意に組み合わせて小規模から大規模まで自在に構成できるのも特長で、モジュールごとの物理的な継ぎ目を目立たないように電気的に補正するシームコンペンセーション機能を備え、複数のモジュールでシームレスな大画面を構築できる。
同シリーズに実装されているInfinipix LEDプロセッサーは、高い処理能力をもち、あらゆる輝度領域で色とコントラストを良好に再現し、動きの速いコンテンツでもスムーズな映像を映し出す。
4月から販売開始される新モデルは、エントリーモデルのXT-Eシリーズ(輝度:600nit)と、ロビーやショールームなど広くて明るいスペースでも極めて鮮明な映像を実現する高輝度ハイエンドモデルのXT-HBシリーズ(輝度:1,500nit)。
XT-Eシリーズには1.2、1.5、1.9mmの3種類のピクセルピッチがあり、高度な機能を必要としないLEDプロジェクトなどに、費用対効果の高いソリューションとして提供できる。XT-HBシリーズには1.9と2.5mmの2種類のピクセルピッチがあり、いずれも最大1,500nitと輝度が高く、外光が多く明るい環境での使用が求められる場合や、比較的離れた距離からの視聴が求められる用途に適している。
実物はバルコ東京本社(大田区平和島)のビジターセンターで、見学できる。希望はウェブサイトのお問い合わせフォームから申込みが必要。https://www.barco.com