テクノロジーの見本市CESを主催するCTA(Consumer Technology Association )は、6月30日、「CES2022」で、新たに「宇宙技術」と「食品技術」の2つのカテゴリーを導入することを発表した。
CTAのCES担当EVPであるカレン・チュプカ氏は、「CESでは毎年、レガシーテクノロジーから新興テクノロジーまで、あらゆる分野の最新のイノベーションを紹介している。テクノロジーは、宇宙産業と食品産業を新たな高みへと押し上げている。CESは、この成長を紹介し、業界をまとめるのに最適なプラットフォームとなっている」とコメントしている。
新たなカテゴリーについてCTAは、テクノロジーの進歩により、宇宙探査や宇宙での生活環境の機会が増えている。宇宙テックの進歩は、新しい通信サービスを生み出し、生物学や人間の健康などにおける新しいアプリケーションの機会を広げている。シエラネバダ社の子会社であるシエラスペース社は、宇宙輸送における最新のイノベーションであるドリームチェイサー®スペースプレーンを展示する、と発表。
また、フードテックでは、食品技術の進歩も展示される。同カテゴリーでは、農業、食材の革新、ミールキットとデリバリー、栄養、植物性タンパク質、トレーサビリティー、持続可能性、垂直農法などが取り上げられる。Grov Technologies社、Impossible Foods社、John Deere社が再出展することも発表された。
また、CTAは、AI、AR/VR、XR/メタバース、ゲームとコンピューティング、ホームエンタテインメント、スマートホームなど、コンシューマーテクノロジー業界の他の側面から紹介。参加者は、Amazon、AMD、Big Sun Holdings、Damon Motorcycle、EMD Performance Materials、Gigabyte、Hisense、Hyundai、IBM、Intel、LG Electronics、Panasonic、Procter & Gamble、Qualcomm、Quanergy、Samsung Electronics、Scosche、Sony、Targus、TCL、X-Chairなど。企業が提供する最新のテクノロジーを目にすることができる。
CES 2022は、2022年1月5日から8日までラスベガスで開催(メディアデイは2022年1月3日から4日)。今年はコロナ禍でデジタルのみで展開したが、来年はリアルとデジタルの両方が用意されている。