6月1日、「東京カンパイ自動車道」というチャレンジングなイベントが開催される。開催場所は、半トンネル内。400人が着席してロングテーブルを囲み、料理は持ち寄り、話題もシェアする。ホストは参加者。全員が能動的につくりあげるイベントだ。参加条件のドレスコードに身をつつんで祝杯を上げる。
お祝いといえば、結婚式は2人の新しい門出を教会や寺社、レストランで、また、春を祝う宴はお花見スポットでなど、杯を重ねるのは、祝う相手やその場であることが多いが、今回の祝杯の相手は、外観自動車道だ。外環千葉県区間は、市川と松戸をつなぐ道路として6月2日に開通する。会場は、まさにその高速道路上で、具体的には北千葉JCT付近の半地下トンネル(堀割スリット内)となる。
「東京カンパイ自動車道」は、外環自動車道開通記念トンネル体験前夜祭として開通の前日夕刻から行い、開通直前に事業者による現場内のガイドもあるほか、トンネル内にロングテーブルを並べて軽食やジュースでカンパイする、というもの。関係者は「クルマが通る前に、気持ちを通す」と話す。
また、今回は400名規模で200mつづくテーブルでの饗宴。全国でも初の試みに対し、世界のロングテーブル事情を研究し、ロングテーブルを楽しむための6か条などを策定、「東京カンパイ自動車道」の運営をサポートしている「愛のロングテーブル研究会」では、「ロングテーブルは全員がホストで誰もが平等に楽しめる場。テーブルを介した振る舞いが、誰も見たことない風景をつくる一歩目」とする。
「東京カンパイ自動車道」では、現在、参加者(ホスト)を募集しており、松戸市、市川市市民、在勤者だけでなく、興味ある希望者であれば応募できる(工事現場内歩行のため、対象は小学生以上。また、中学生以下の参加は保護者の同伴が必要)。募集期間は、5月25日まで。募集人数を超える場合は抽選で、当選者には招待メールが送られる。
商店街や道路を活用したイベントや街全体が会場のイベントなど、ユニークベニューの導入や遊休地の利活用をする動きが一般イベントや企業イベント(MICE)でみられるが、一度、体験してみてはいかがだろうか。
▽「東京カンパイ自動車道」応募フォーム
https://www.tokyokanpai.jp/form/
▽「東京カンパイ自動車道」概要
日時:2018年6月1日(金) 17時30分~20時
場所:(仮称)北千葉JCT付近の半地下トンネル(堀割スリット内)
*主催者による送迎はなし。駐車場には限りがあるため、現地への集合は、極力公共交通機関や自転車、徒歩等を推奨。
*最寄り駅(北総線 北国分駅)から徒歩15分程度
参加者:限定400名様(400名を超えた申し込みの場合抽選あり)
参加費:無料
参加条件:ドレスコード有り(白・青・緑のどれかの色が主体の服装)