イベント来場者の満足度測定ツール開発 ~ 富士通アドバンストエンジニアリング
- 2015/9/30
- ニュース
富士通アドバンストエンジニアリングは来場者の満足度をリアルタイムに可視化するイベント支援運営ソリューション「EXBOARD」の提供にむけた取組みを開始した。これはMicrosoft Azure の IoT サービスによる屋内測位を活用したもの。
9 月 2 日から開催されたマイクロソフトの新イベント FEST2015 では、「EXBOARD」の実証実験を実施。来場者の名札に超薄型軽量のセンサービーコンを入れ、会場内での滞在数・位置・動線を把握できる。
また、興味・関心ある展示の場所でビーコン入りの名札を動かす(このアクションを Bravo!という)とその加速度を感知して、来場者の関心を集めた展示のランキングなど、イベントのマーケティング情報をリアルタイムに計測・表示できる。
主催者にとってのメリットは、展示会場の来場状況を定量的に可視化できること、人気エリアや混雑状況をリアルタイムで把握し、来場者のスムーズな誘導、空調のコントロールなど、来場者のストレスを低減することができること。来場者の動線分析や興味分析を行い、より効果的な展示会運営を実現する。
出展者は、重要顧客の来場をメールで通知を受け、出迎えや個別対応が可能になる。商談の機会損失の低減が見込める。来場者は人気のゾーンを把握したり、混雑を避けて効率的な視察ができるようになる。
今後、商業施設、オフィス、工場、駅、空港などでのナビゲーションや、安心安全などのサービス提供、それらが連携できるロケーションプラットフォームの実現を目指し、技術検証やサービス検討を進めていく。
2016 年 1 月に商品化を予定。その他、さまざまな業種、利用シーンに応じたアプリケーションと組み合わせるサービス「ロケーションプラットフォーム」の提供も行う。