エレクトロニクスの国際標準化団体、IPC Asia Pacific(本部:青島市, 中国、President:Philip S. Carmichael)が、はんだ付技術者の世界チャンピオンを決定する世界大会、「IPCはんだ付・リワークワールドチャンピオンシップ2019」を開催。2011年より始まり、第9回目となった今年の世界大会は、日本代表である松並亮輔氏(滋賀県守山市、株式会社ピーダブルビー)が、史上初となるパーフェクトスコアで優勝した。
本世界大会は、昨年度に行われた地区大会を優勝した10カ国・12名の各国代表者が参加し、75分の制限時間内で、はんだごてを使用し、プリント配線板に取り付けられた部品を外す、リワーク作業、新しい部品を取り付ける、はんだ付作業の2工程を行い、その出来栄えを競い合う。判定基準は、電子組立品の品質に関する国際標準である、IPC-A-610、J-STD-001、IPC-7711/21のクラス3基準により判定。採点は、IPCが認定するマスターインストラクターが行い、手順や安全性への配慮など、作業の様子を含めて634点満点。昨年の日本地区大会は、2015年以来の3年振りに開催され、見事に優勝した松並氏が日本代表として本大会に参加。過去の世界大会における日本代表の成績は、3名がチャレンジし、2014年度の世界第2位が過去最高となっていた。
はんだ付コンテスト世界大会の様子
http://cp.japanunix.com/hsc-world-championship
<コンテスト概要>
名称 : IPCはんだ付・リワークワールドチャンピオンシップ2019
期間 : 2019年1月29日(火)~30日(水)
会場 : IPC APEX EXPO 2019
参加国: 日本、中国、フランス、ドイツ、イギリス、インド、インドネシア、韓国、タイ、ヴィエトナム (計10カ国)
競技要綱: 既に取り付けられた20箇所を超す6種類の部品を取り外す工程(リワーク作業)と82個の部品を取り付ける工程(はんだ付工程)を合計75分で行い、その出来栄えを採点し評価する
主催 :IPC ~Association Connecting Electronics Industries~