MICE 競争力強化へ国内最大級バンケット誕生「パシフィコ横浜ノース」

ー 特集 新しい会場 新しいカタチ ー

CONVENTION 01 パシフィコ横浜ノース  2020 年春オープン

パシフィコ横浜に来年春、新施設「ノース」が加わる。ノースは、約6300㎡の無柱・カーペット仕様で8 分割可能な多目的ホール。さらに大中小42 室の会議室も備えており、あらゆる規模・タイプの催事に対応する。

みなとみらい

「パシフィコ横浜は会議場、展示場、宿泊機能が一体となったオールインワンのMICE 施設。近年はアジア等で大型のバンケット会場を備えた施設が増えており、競争が激化している。国際・国内会議や大型企業インセンティブにも対応でき、新たな市場を創出できる新施設の開業に期待しています」と経営企画課長の佐藤利幸さんは説明する。国内の宴会場の規模は最大で3000㎡ほどで、ノースはその倍以上と国内最大級の規模となる。

「コンクリート敷きの展示ホールをバンケット会場に設えるのはコストも時間もかかります。ノースは、カーペット敷きで、10m の天井高と映像・音響機器を備え、大規模なバンケット会場としてご利用いただけます」と誘致推進課長の小澤謙さんは語る。

すでに、「2020 年JCI 世界会議」「IEEE 原子核科学シンポジウムと医用イメージングに関する国際会議」(2021 年)「第 15 回 世界計算力学会議」(2022 年) など、国際会議・大型学会を中心に、大会・展示会を含め60 件以上の開催が決定しているという。

「みなとみらい周辺には、商業・観光・文化・エンターテイメント機能が集約していることに加え、海や公園といった環境に恵まれています。MICE の参加者が周辺地域を訪れることで、消費や交流が生まれ、地域の盛り上がりに繋げていきたい」(佐藤さん)。

3 月19 日には「パシフィコ横浜の地域経済への貢献を測定する調査」の結果を発表。2017 年度の経済波及効果は約2,310 億円と前回より12%増加。ノースの存在が波及効果をさらに向上させそうだ。


 

施設の充実と街の魅力の総合力でMICE を誘致して、地域全体の活性化に寄与していきたいですね。

経営企画課長 佐藤 利幸さん(左)
誘致推進課長 小澤 謙さん(右)

 


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