イベント総合EXPO リポート
- 2019/4/2
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- EVENTOS, また上司が『なんか目立つやつ』って言い出した, イベント総合EXPO2019, サクラインターナショナル, ジールアソシエイツ, ブレイブソフト, 結局、体験ってどうすりゃいいんだよ, 菅澤英司
イベント総合EXPO Report
2月27 日から3日間、幕張メッセで「第6回イベント総合EXPO」が開催された。注目の出展者のようすをレポートする。
サクラインターナショナル
新入社員がフレッシュな提案
国内外の展示会やMICE イベントを手がけるサクラインターナショナルは、企画・運営会社ゾーンに出展。コンセプトは”FRESH START そのイベント、私達と始めませんか”。入社1 年未満の新入社員が、企画・設計から運営まで手がける。内定者もブースアテンドを行うなど、若手中心の布陣で臨んだ。
ブースのデザインは白を基調に、カラフルなペイントを大胆にあしらった。これは、一度イベントをまっさらな状態から考えなおし、多国籍、多様な文化、考え方をもつ同社社員の個性を活かして、新しいものをつくりあげようという提案だ。
同社は東京オフィスの移転、新たな企業方針の発表など、常に新しいことに向き合っている。その姿勢が、イベントの世界も変えていきそうだ。
ジールアソシエイツ
“ あるある” が集客力に
「また上司が『なんか目立つやつ』って言い出した…」、「結局『体験』ってどうすりゃいいんだよ」など、イベント関係者ならドキッ、もしくはクスっとなるコピーが満載なのはジールアソシエイツの出展ブースだ。
「そういう悩みを抱えている方々に空間デザインで解決策を提供するのが弊社のサービスなので、すぐ具体的な商談につながりそうな方々がどんどん訪れてくれました」という。
ブース中央のステージでは、セミナーを1 日10 本実施。「利益を生む展示会のつくり方」というセッションが人気を集めた。 BtoBコミュニケーション大学副学長でジールアソシエイツのアドバイザーをしている河内英司さんが、見込顧客の集客から当日アテンド、事後のトラッキングまでのノウハウを披露。クライアントと販促というゴールを共有する同社らしい座組みだ。
派手な演出でなく “ あるある” で出展効果をあげていた。
ブレイブソフト
販促フェーズに勝負をかけた!
イベントに特化したアプリ構築プラットフォーム「eventos」を提供するブレイブソフトは、メイン入口の5ホールすぐの好立地にブースを構えた。社長の菅澤英司さん自身が熱心に接客する姿も見られた。
「昨年資金調達した1 億円の多くを開発費用にあて、今年1 月にeventos1.0 をリリースしました。これからは販売促進のフェーズと、今回の出展で“ 勝負に出よう” と覚悟を決めました。」
ブース内では“eventos プチセミナー”、“ デモアプリ体験コーナー”、“ 管理画面体験コーナー” とさまざまなシーンが用意されていた。「eventosのようなサービスは説明コストが高い。来場者された方の興味段階に合わせて、接触の深さ・説明時間の長さを調整できるようにしました」(菅澤さん)。
今回はチャット機能、リアルタイム機能を中心にイベントの盛り上げに効くという側面を訴求、とコンセプトも絞った。
菅澤さんをはじめスタッフは会期後のスケジュールを白紙にしている。「今回の出展で目標以上の引き合いが得られたので、来週からは営業フェーズ。企業訪問など個別フォローに全力をつくします」と菅澤さんは意欲を見せた。