遊びの集合知で地域創生 〜 プレイライフ
“遊びの未来をつくる”をテーマに、全国200人以上の遊びプロデューサーによる各地の遊びの体験をプラン化、情報提供、コーディネートのサービスを提供するプレイライフ。遊びプラン2万件が掲載され月間ユーザー340万人をもつウェブサイト「PLAY LIFE」の運営のほか、企業向けプロモーション、コンテンツマーケティング支援などを展開している。
なかでも注目されているのは、地域創生・観光プロモーション支援の案件だ。各地域の観光資源や魅力を20〜30歳代の若者の視点でモデルコ−スの策定、プラン化、実行支援、情報発信まで行う。英語、中国語、韓国語なども対応しており、インバウンド促進策としても活用されている。
九州観光推進機構の事例では、ユネスコ世界遺産に認定された五島列島のキリシタン協会を、インフルエンサーでもあるモデルが取材旅行を実施。SNSの投稿だけでリーチ数15万、いいね数約3000と大きな反響をつくった。その後首都圏の若い女性向けに五島列島の食事をしながらのセミナー実施や旅行プランづくりのワークショップも行い、PLAYLIFEの記事では4.6万PVと記事視聴時間約3000時間と、目標を大きく上回る成果を出した。
プライライフのオフィスでは、ゲストを招いてさまざまな遊びを行っている。先日は流しそうめんの体験イベントを実施した。
代表の佐藤太一氏は、最新のゲームやVRなど進化した技術を使った遊びもあるが、昔やった遊びや実際に自分の手で触れ体験するものを、みんなでやるのが一番楽しい、と語った。遊びのプロデュースと情報提供の次は、一緒に遊ぶ仲間をみつけるマッチングなども企画しているという。今後のさらなる展開が期待される。