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- 「JCMA第1回つながり勉強会」 ~MICE産業で活躍中の若手・中堅が“つながり”づくり
日本コンベンション協会(JCMA)は、MICE業界で活躍する若手や中堅社員を対象とした「JCMA第1回つながり勉強会」を2015年10月20日、ICSコンベンションデザイン(東京・千代田区)の会議室において開催した。
これは、日本PCO協会(JAPCO)が実施していた「つながり勉強会」の運営手法をベースとして開かれたもので、MICEの基本である“Face to Faceのコミュニケーション”をもとにしながら、会員相互の交流とネットワーク促進を図るのが主な目的だ。
冒頭、JCMA人材育成委員会副委員長の新垣直人氏が「JCMAは今年4月にJAPCOと日本コンベンション事業協会(CPA)が合併して生まれました。今年度の人材育成委員会の目標は、JAPCOとCPAとの“統合”を“融合”に変えること。これから、どんどん“融合”していきましょう」とあいさつした。
続いて、今回のグループワークのファシリテイターを務めるJCMA理事 塩田誠氏が「ここで開催される勉強会に正解はありません。自分が思っていることをどんどん言葉にして発してください」と、参加者の積極的な活動を促した。また、ネットワーク(つながり)の重要性について説明し「ネットワークはビジネスにおいて競争優位性を持つ価値ある手段であり、ビジネスの感度は知性と人間性と感性で決まります」と指摘。中でも感性を高めていくには、“センス”をたくさん持つことが必要で、そのためには、数多くの人とつながり、ネットワークを構築することが最短の方法であることを強調した。
その後、35人の参加者が4つのグループに分かれ、グループワークを行った。テーマは、ネットワークを構築するためにいつも行っていること。それぞれの参加者が大きめのポストイットに、ネットワークを構築するために普段行っていることを10件ほど書き出すところからグループワークが始まった。書き終わると、机の上に置かれた大きな模造紙にポストイットを貼っていき、メンバー間でどんな意見が出たかを共有した。
その後、メンバーで相談しながら、貼られた意見をグルーピングし、最終的に3つのワードとしてまとめた。
グループワークが終了すると、各グループの代表が、自分たちのグループがまとめた3つのワードについて発表した。Aグループのワードは「外に出て、人に触れ、新たな興味を持つ」「ニコニココミュニケーション」「つながりを深め継続する」というもの。Bグループは「相手に興味を持つ」「相手の話を聞く」「相手と共通の時間を過ごす」、Cグループは「自分なりのスタンスを決める」「機会を作る」「アフターフォロー」、Dグループは「相手に興味を持つ」「自らチャレンジする」「行動する(一緒に帰る、飲みに行く)」というものだった。
参加者は皆、初対面の人がほとんどだったにもかかわらず、熱気あふれるグループワークが行われ、勉強会が終了したときには、参加者同士の新たな“つながり”が生まれていた。
今年度はあと2回、来年度以降は年に4~5回「つながり勉強会」を開催していき、会員相互のネットワークを強めていく計画だ。