セミナー、展示会、体験型インターンシップで 展示会業界を学ぶ1日~ JAPAN EXHIBITION FORUM 2015

一般社団法人日本展示会協会(日展協)は、12月9日、東京ビッグサイト会議棟で「JAPAN EXHIBITION FORUM 2015」を開催する。

セミナー(3つの基調講演、5つのパラレルセッション、展示会専門講座)、展示会(約60社70小間)、就活生向け体験型インターンシップ、懇親会で構成され、展示会に携わる業界人、展示会出展担当者、展示会業界に興味のある学生が、丸一日で展示会の最新情報と幅広いサービス内容を学ぶ。また、現在約320社が入会する日展協会員や出展企業担当者とのネットワークづくりの場とする。

セミナーの申込み、展示会来場登録は、www.jexforum.jpから。

 

基調講演(605会議室)

基調講演会場は10時に開場し、自由民主党展示会産業議員連盟会長で衆議院議員の木村太郎氏による来賓挨拶ではじまり、基調講演1では、日本展示会協会会長の石積忠夫氏が「展示会の意義は巨大!~オリンピックの時も展示会の継続を~」と題し、展示会開催の意義について講演する。

基調講演2では、International Association of Exhibitions and Events(IAEE)のプレジデント/CEOのDavid DuBois氏が「展示会大国米国のトレンド」をテーマに米国の展示会事情について紹介する。

基調講演3は、The Asian Federation of Exhibition and Convention Associations(AFECA)プレジデントのWalter M. S. Yeh氏が登壇し「急速に成長するアジアの展示会産業のトレンド」を展開する。

 

パラレルセッション(101会議室/102会議室)

午後はパラレルセッションが2会場で展開。

<101会議室>

101会議室では、13時からグーグル(株)でYouTubeを中心にしたGoogleのソリューションを活用し日本大手広告主のオンラインブランディングを総合的にサポートする定元邦浩氏が「“イベントにとってのYouTube”とは?」をテーマに展示会での活用方法を紹介。

14時15分からは、BtoB Communicationsにおいて独自の広告・マーケティング理論をもつカットス・クリエイティブ ラボ代表でディレクターの河内英司氏が「『展示会』がメディア最強の力を持つ理由」と題して受注促進に寄与できる展示会の運営手法を語る。

15時30分からは、日本貿易振興機構(ジェトロ)でベルリン事務所勤務の経験をもつ望月智治氏が「海外見本市ビジネストレンド」として展示会先進国ドイツの事情を紹介する。

16時30分からは、著作権に特化した行政書士として法務コンサルタントを行うボングゥー著作権法務行政書士事務所所長の堀越総明氏が「知らなかったでは済まされない著作権の話」として、東京オリンピックのエンブレム問題も他人事ではないと警鐘を鳴らす。

<102会議室>

102会議室では、14時15分から「“女性が自分らしく働き続ける”を実現する為に、女性が活躍できる環境や働き方について考える」と題して、日展協女性活躍推進委員会メンバーによるパネルディスカッションが行われる。

16時からは、出展者の立場として、現在出展準備、会期中運営、商談獲得、刈り取りのまとめ役をトータルで担当する東海エレクトロニクス(株)の高橋俊氏が「受注へ結びつける効果的な展示会への出展運営手法」を公開する。

 

展示会専門講座(609会議室)

International Association of Exhibitions and Events(IAEE)が世界で行っている展示会業界向け教育研修プログラムCertificate of Exhibition Management (CEM)のデモ版を、日本で初めて実施。世界中のショーオーガナイザーらにビジネス戦略やマーケティング等のコンサルティングを行ってきたBravo Management Group代表で、20年間IAEEの会長を務めたSteven Hacker氏が講師として登壇する。

 

就活生向け体験型インターンシップ

展示会を丸ごと体験できる体験型1DAYインターンシップを開催する。展示会の成り立ちから実務などの解説、会場内見学、出展者ブース見学、関係者による講義と幅広い体験・経験をするコースで、展示会企画を考えたり展示会開催の仕組みについての理解が深まるグループワークも予定している。

 

展示会(1FレセプションホールA・B)

約60社70小間の展示会も開催。展示会主催者、会場、施工、電気工事、警備、人材派遣、音響・映像機材、レンタル、通関・輸送、印刷・制作、ケータリング、登録システム、出展サポート、テレアポなどの各企業がブースを設け、最新のサービスを展示する。

石積会長は「産業の活性化と同時に、その重要性を国内外に発信するため、『展示会業界のための展示会、JAPAN EXHIBITION FORUM』をスタートする」と初開催の意気込みを語る。

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