【特集:リアルイベント復活の舞台裏】「病院警備で感染対策を蓄積」JSS 倭文 浩樹さん
特集:リアルイベント復活の舞台裏 より
【イベント警備】
(株)JSS 代表取締役 倭文 浩樹さん
コロナウイルスとイベント業界の戦いは続いている。参加人数制限の緩和は8月末まで延期。
特集、リアルイベント復活の舞台裏では、目まぐるしく変わる情勢のなかイベント人が奮闘する姿をお届けする。
緊急事態宣言から条件付きながイベント開催ができるようになった。イベント関連企業の方々に、コロナ禍での事業の影響、イベント再開へ向けた準備、これからのイベントはどうなっていくのかをうかがった。
病院警備で感染対策を蓄積
コロナウイルス禍の影響
当社の事業はイベント警備が25%、空港警備が25%、商業施設や集合住宅などの施設警備が40%、残りが工事現場などの臨時警備となります。現在イベントがほぼなし、空港もわずかなので、売上は半減してしまいました。
イベント再開に向けた準備
感染症指定医療機関でN95マスクをつけて警備もしており、感染症対策や消毒についてのノウハウが蓄積されています。また、副業として経営している居酒屋もコロナ対策の知見を得る場になっています。ほかにも塩素電解水の精製機器やフェイスシールドも完備しており、いつでもイベント警備に横展開できます。
イベントはどう変わるか
私の個人の考えでは、日本人は風邪の免疫があるなど、重症化、死亡の数も海外と比べ少ないので、元気な人で経済を回すことが大切と考えています。展示会には体調の悪い方や既往症をお持ちの方は来ないでしょうし、会場の天井高や広さもあり、感染防止策をしっかりと施してイベントを開催してほしいと思います。
とはいえ、もしイベントで感染者を出たら、マスコミやネットで叩かれるでしょうし、難しい判断と思いますが、もし開催される場合には弊社が感染防止の機器とノウハウとともにご支援に参上いたします。