米フォーブス誌の「世界で最も革新的な企業」にも選ばれたCRM大手のセールスフォースは12月3・4日の2日間「Salesforce World tour Tokyo 2015」を開催。初日は両国国技館で基調講演とスペシャルセッションを実施。2日目はザ・プリンスパークタワー東京と虎ノ門ヒルズフォーラムでセッションや出展が行われた。
基調講演では代表取締役会長兼CEOの小出伸一氏、米国セールスフォースの社長兼副社長のキース・ブロック氏などが登壇し、同社のビジョンやそれに基づく新しい製品群を紹介した。また、マーケティング本部シニアマネージャーの田崎純一郎氏がSalesCloudを活用して6000人の営業マンの活動を支援したNTTコミュニケーションズやOCNのバーチャルアシスタントとの連携、豊田自動織機の事例では、Community Cloudでフォークリフト運転手のメガネを連携させ、フォークリストや運転手の状態を常に把握し、効率化を事故防止に結びつける取り組みを紹介した。
その後のスペシャルセッションには両国国技館にふさわしく元横綱のKONISHIKI氏がパフォーマンスを展開。どすこいDancingなどの楽曲をパフォーマンスを披露。さらにスペシャルセッションとして「新しい時代に向けた、リーダーシップ」と題して、フリーアナウンサーの久保純子氏を司会に、滝川クリステル氏と佐々木かをり氏の対談が行われた。
2日目は、マーケティング・クラウドとサービス・クラウド関連のセッションは虎ノ門ヒルズフォーラムで、その他はザ・プリンスパークタワーと2会場に分かれて開催された。両会場をつないで行われた山中伸弥教授の講義は「ビジョン・ハードワーク・イノベーション」と、アメリカでの研究時代に恩師から教えられた成功の秘訣や、iPsの名前に込めた思いや、臨床医から研究者になった父親との思いで、iPS研究所が特許取得を進めている理由などを語った。