1月22日、23日、東京都足立区のシアター1010で「あだちメッセ」が開催された。
“夢をカタチに足立の技術”をテーマに足立区や東京商工会議所足立支部、足立成和信用金庫などが中心となって開催、製造業・情報通信業など多彩な企業が先端技術を携え、80社が出展する足立区最大の展示商談会となっている。今年からは運営にサクラインターナショナルが加わり、商談重視の施策を実施した。
会場が北千住駅マルイ内ということもあり、買い物客をはじめ一般来場者が多く、企業間マッチングの充実が課題になっていた。解決策の1つがレイアウトの変更。これまで入口近くに配置していた物産関連や工芸品など一般向け商材は出口近くに、その変わりに工作機械などの企業向け商材を入口そばに配置した。また、企業の購買担当者を惹きつけるセミナーの充実にも注力した。マーケティング関連のキーパーソンであるアビームコンサルティングの本間氏や赤城乳業監査役の鈴木氏など、ものづくりや販促のキーパーソンの講演9本と「顧客の心をつかむアイデアとは?」をテーマにしたパネルディスカッションを実施。トークイベントとしても成立するラインナップとした。
来場者数の減少を懸念しながらも、企業担当者の集客に特化した展示構成、プログラム改変の効果もあり、金曜、土曜ともにビジネスマンの姿が目立っていた。