旅行✕Tech業界のエグゼクティブが集結する国際カンファレンス”WIT(Web In Travel)Japan”とは
- 2016/2/29
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WIT (Web In Travel)は、シンガポールをはじめ、各国で開催されているアジア太平洋地域最大規模のオンライン旅行業界の国際カンファレンス(月刊イベントマーケティング05号記事参照)。旅行業界のダボス会議と称されることもあるほど、スピーカー陣に豪華な顔ぶれが揃う。日本開催を手がけてきたWIT JAPAN実行委員会小池弘代氏がその魅力について語った。
「日本では2012年に初開催し、初年度はクローズドイベントとしてエグゼクティブを招待。まずは感触をたしかめる試験的な開催だったが、好評のため続けての開催ができた」
と小池氏は振り返る。過去4回は100名、280名、380名、450名と徐々に増え、前回は18カ国から参加があったほか、スポンサーや協力企業・団体も32社と順調に推移している。
WITが日本で受け入れられたユニークな点について、小池氏は3つを挙げる。一つは、強いブランド力、アジアで確固たる地位を築き上げていたことで、日本での展開はやりやすかったという。二つめはエンゲージメント、スタートアップのピッチをシンガポールでも日本でも開催している。3つめは、運営側のチーム力。毎年集結されるWIT Japan運営事務局チームは、日頃の仕事をこなしながらカンファレンスに向けて鋭意動いていく。そこにはチーム力というのが不可欠だ。また学生ボランティアのリソースを活用するのも特徴。
海外展開しているイベントを日本で展開する際、順調な運営をするためのTIPSについて聞くと、小池氏は「シンガポール開催していた際、初回に日本人参加者はおらず、2回目以降から徐々に足繁く通った現実行委員であるベンチャーリパブリックの代表:柴田と、アゴーラ・ホスピタリティーズの代表:浅生の2名に、日本開催に際し業界でのプレゼンスがあったことがつながった」と話す。
また、そのため、錚々たるメンバーへの登壇依頼がスムーズで、トップへの説得が難しいかという質問に、苦労はさほど感じなかったという。一方で、WITのFounderでありWIT Singaporeオーガナイザーであるイエオ・シュウ・フーン氏は、カンファレンステーマに沿ったストーリーやコンテンツ、セッション、演出には妥協なく拘る。それらが融合されることが世界観をつくる秘訣だと伝えた。
なお、「WIT Japan & North Asia2016」は2月29日から参加受付を開始している。申込みはhttp://www.webintravel-japan.comへ。