Pioneers Asia ー 日本経済新聞社 Event Marketing Summit イベントのパイオニア・海外事例から学ぶ2日間 その1

「マーケティング業界の革新は進んでいる。一方で、イベント業界は、このトレンドに乗れているのか?」

本誌は1月26 日・27 日、東京ビッグサイトでイベント業界人が集まるビジネス展示会「イベントJAPAN2016」内で、「Event Marketing Summit」を開催。イベントのパイオニアらが語った内容からは、冒頭の問いへの答えがみつかるだろうか。

欧州最大のスタートアップイベント
日本初上陸「Pioneers Asia」とは

日本経済新聞社グローバル事業局次長・金沢浩明氏、
同グローバル事業局部長・菊地伸行氏

3月23 日に日本でスタートアップイベント「Pioneers Asia」が初開催される。日本経済新聞社と欧州のベンチャー、パイオニアーズ(本社ウィーン)の共催だ。今回、日本で開催する狙いを日本経済新聞社グローバル事業局の金沢浩明氏、メディアとしての戦略的取組みを菊地伸行氏が語った。

日本経済新聞社金沢浩明氏「Pioneers」はウィーンで5年前にはじまり、世界約100 カ国から約1,800 社が参加。欧州最大規模へと急速な成長を遂げている。「ウィーンでは王宮という厳かな雰囲気の場で、ガンガンと音響をきかせる派手な演出。日本でも、八芳園の日本庭園を活用して、伝統的な空間のなか、スタートアップという新しいものを融合させる」(金沢氏)

最大のポイントと話すのが、「アジアのスタートアップ企業が、日本・アジア圏だけでなく欧米など世界の投資家や企業とのコネクションをどれだけつくることができるのか」ということ。だからこそ、欧州のパイオニアーズ社と組み、「アジアとヨーロッパのコミュニティをつなぎ、スタートアップをインスパイアし、エンパワーする。長期的な視点で、起業家、そして未来を創造する科学技術者が集結するプラットフォームをアジアで形成する」ことをミッションに掲げる。

日本経済新聞社菊地伸行氏続けて菊地氏は、こうしたミッションのもと、日本経済新聞社がイベントを包括していく上でのキーワードを「デジタルファースト」と「英語ファースト」だと解説した。「PioneersAsia」のイベント告知は昨年11 月16 日の朝刊紙面、同週にはアジア経済ニュースを英語で伝える媒体「NIKKEI ASIAN REVIEW」のWeb で発表。アジア圏スタートアップ企業の情報集積となるデジタル媒体のコンテンツAsia300 をつくり、現地支局の取材網を拡充。スタートアップ企業の情報を深堀りして厳選するという流れをつくる。「『Pioneers Asia』に応募いただいた企業の社名や代表者氏名がWeb で公開され、Print 版で紹介されることで、世界の投資家とつながりやすくなる、いわばエールのようなもの、また、イベントは関係者間の実際の架け橋の場にもなる」と話す。

3月23 日のメインイベントでは、アジアや欧州のベンチャーから選考に残った24 社が英語で事業内容を競うほか、社内起業の紹介や起業まもないスタートアップのコンテストも行われる。参加者同士のマッチングに力を入れているため、999 人と規模を絞っての実施となる。

*月刊イベントマーケティング08号特集より

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