水辺の未来風景を創造するテーマフォーラム「ミズベリングジャパン」が開催
- 2016/3/7
- ニュース
3月3日、渋谷ヒカリエホールで水辺の未来風景を創造する、史上最大規模の水辺テーマフォーラム「ミズベリング ジャパン」が開催された。主催はミズベリング・プロジェクト事務局。共催は国土交通省 水管理・国土保全局。
「未来創造力を持ち、水辺の可能性を切り開く人達のプレゼンテーションや有識者によるクロストークを展開し、身近なニューフロンティアとして川を活かし、全国各地の水辺で地域を動かそうと挑戦している人々を応援するとともに、その実現に向けた支援を提案する」をイベントコンセプトに掲げており、フォーラムでは、水辺の未来を創造する役600人が参加。業種を超えた語らいが行われた。
3部構成で、第1部は「水辺の覚醒プレゼンテーション Powered by PechaKucha」と題して、20秒20スライドのペチャクチャ方式プレゼンで全国先進水辺動向を担当者が紹介。
東急電鉄の東浦亮典氏は「『この川に歩行者専用の橋をかけたい』とふと思った妄想をカタチにしたい!」と題し、構想中の二子玉川の橋建設について、西日本鉄道の花村武志氏は「鉄道会社が手がけた水上公園でまちが生まれ変わる!」と題し、今年7月に天神に開業予定の休養施設について、一般社団法人水都大阪パートナーズの泉英明氏は「大都市・大阪の水辺がダイナミックに変化を続ける原動力の秘密は?」と題し、水と光のまちづくりを推進する民間事業者として2013年設立し行政や企業と連携しながら進める水都大阪フェスなどの事業について、リビタ 地域活性化ホテル準備室の綿引孝仁氏は「閑散としたリバーサイドに新たに川床をつくる挑戦。現在進行形!」と題し、都内でのリバーサイドホテル計画について、と4氏ともに現在推進している各都市での水辺計画を発表。
また、ネクストHOME’S総研の島原万丈氏は「都市の魅力はどうはかるべきか?センシュアス・シティ(官能都市)という新しい物差し」といった独自調査によって測定した全国主要都市の魅力度ランキングを例に水辺プロジェクトを支援したほか、月刊ソトコト編集長の指出一正氏は「あなたの身近にもきっとある『憩いの場』としての水辺。その発見方法教えます!」と題し、自らの水辺の楽しみ方を伝授した。
そのほか、ミズベリング・プロジェクト事務局が参加し都内3ルートの「RIVER VIEW」を撮影した「Googleストリードビュー トレッカーパートナーズプログラム」を紹介。3月上旬から順次公開される。
第2部は「インスパイアトーク」として、東京大学公共政策大学院 特任教授 辻田昌弘氏や公共R不動産・Open A代表 馬場正尊氏、国土交通省 水管理・国土保全局長 金尾健司氏によるフリートークが行なわれた後、全国約40カ所で開催されたミズベリング地方会議の有志とフォーラム参加者者らが水辺を盛り上げていくための意思を「ミズベリング宣言」として会場一同で共有した。
第3部は「リングリングリングパーティ」と題してネットワーキング大交流会が開催され、水辺創造の最前線にいる行政マン、企業マンほか、活動を支援する参加者らが情報共有し、理解と友好を深めていた。