Real to Web ~ Web を強くするイベントを考える~ 第4回展示会にでても成果が出ない問題と原因 −後編−

なぜ「Real to Web」という考え 方が必要なのか、を前回お伝えしま したが、今回はその後編です。なぜ、 1展示会への出展にあたり展示会 担当者と営業担当者、Web 担当者 の情報連携ができていない、2展示 会出展するにあたり目的がずれてい る、3展示会に出ることが最優先さ れている、といったことが起こるの か、そのような問題はなぜいけない のでしょうか。 ■展示会に出展することの告知が Web でできていない もっと問題が深くなると展示会の 招待状を送らない会社までありま す。 私はよく展示会には2種類のお客 さんしかいない!と言い切ります。 それは 1何かいい情報はないかな?と探しに来るお客様 2このブースに行こう!と目的意識のあるお客様

そこで、1のお客様にはしっかり と取り込むブース内オペレーション が必要だと日頃のコンサルティングの中で指導しています。 また、2のお客様には事前にしっ かりとアピールする必要がありま す。だから私はいつも「展示会は 3 ヶ 月前から始まっている!」とお伝え しています。その最も大事な取り組 みが、この事前集客です。そして最 も取り組みやすいはずであるのは、 Web での告知です。しかし、でき ていない会社が非常に多い。まさに、 イベントと Web がバラバラに考え られているマーケティングになって しまっている、ということなのです。

■各責任者が一人で抱えてしまって いる
■責任者任せで、当日関わるメン バーで事前会議が行われていない
前回、「展示会は3か月前から始 まっている」と書きました。その 3 か月前とは、何か?それはまさにこ の展示会に関わる責任者やメンバー が一同に介した「事前会議」です。 これが行われていない会社が本当 に多いです。だから、方向性がずれ るし、必要なプロセスを踏むことが できないし、成果が出ないのです。
■成約を意識した目標、オペレーションになっていない
■展示会において名刺を集めて終わりになってしまっている

そして、よく聞かれるのが「机の 中に集めた名刺が眠っている…」と いう声です。それは事前会議の中で、 1誰に、2何を、3どのように、4 どれくらい、売るのか、成約させる のかということが打ち合わせされて いないからです。 このために、発生する問題は「顧 客の優先順位がつけられない」とい うこと。だから、ざっくりと多数の 名刺が眠ってしまうのです。これこ そ宝の持ち腐れです。名刺という売 上のもとになる宝がもったいない状態になってしまいます。

以上の課題、皆さんの会社ではどうでしょうか?
Real to Webの考え方を浸透することで解決できます。

スクリーンショット 2016-03-27 10.53.34

柴崎 智弘
株式会社船井総合研究所

関連記事

広告

pr

イベント大学 by イベント学会

イベント大学 Powered by イベント学会   感動、喜び、発見、楽しみ。イベントには新たな時代を創る力がある。イベント学会最大のリソース=会員の知識・知恵の共有と活用、個人会員/賛助会員とも相互にもっと知り合う場を創出する

イベントの未来をつくる105人

イベントの未来をつくる105人 森ビル 虎ノ門ヒルズフォーラム   時代とともに進化していくイベント。 そのイベントの未来の形を考えながら、これから活躍する人々や技術を発掘し、イベントのつくり方などをサポート。5年後10年後の未来を探るコミュニティです。

2024年7月の展示会・イベント

イベントスケジュール 2024年7月 展示会一覧 7月の展示会

次号 「LIVeNT2024」の歩き方

108号特集: -「LIVeNT2024」の歩き方 (2024年6月30日発行)

- イベント企画・運営・機材・用品・会場・施設・イベントテック
- イベント総合展 - ライブ・エンターテイメントEXPO
- 第16回マーケティングWeek夏

イベントマーケティング バックナンバー

Like Us On Facebook

Facebook Pagelike Widget

イベマケYoutubeチャンネル

イベントマーケティングYoutubeチャンネル

2024年 編集計画(特集)

月刊イベントマーケティング 2024年編集計画(特集)

 

カテゴリー

広告

ページ上部へ戻る