台湾貿易センター(TAITRA)と台北市コンピューター協会(TCA)が、5月31日(火)から6月4日(土)まで台湾・台北市にて開催する、台湾発世界最大級最新ITトレードショー「COMPUTEX 2016」は、今年の新展開の1つとして、新たに「InnoVEX(革新的なスタートアップ)」エリアを新設する。近年、インターネット業界を中心とするスタートアップ企業の動向が、日本を含む世界各国から注目されており、ITを主力産業とする台湾においても、スタートアップ企業への関心が非常に高まっている中、台湾政府は、台湾内外のスタートアップ企業に対する8千万米ドルの投資を発表。台湾スタートアップ・アクセラレーター・プログラムを開始し、スタートアップ企業が国際的な関係を構築できるよう支援している。
新設のInnoVEXエリアでは、革新的なスタートアップ企業を招いて様々な展示を実施。InnoVEXは、ICT関連製品、IoT関連製品・サービス、Eコマース関連サービスのスタートアップ企業を効果的に支援するために創設。IT市場調査専門会社ガートナー社によると、2017年までに、IoTソリューションの50パーセントは、スタートアップ企業から生み出されるようになる見込み。出展するスタートアップ企業は、世界各国からのベンチャー・キャピタル(VC)やエンジェル投資家、将来的なテクノロジー・パートナーやバイヤー、スタートアップ・アクセラレーターとのネットワーキングを図り、戦略的パートナーを見つけるきっかけとなる。
今年のInnoVEXエリアでは、100を超えるスタートアップ企業が展示を予定。現状、世界に認められたピッチ・アワードを受賞した、日本を含む10ヶ国以上のスタートアップ企業が出展予定。
◇参加予定企業抜粋:CareMonkey、Dronamics、BLOCKS、KonoLabs、Connecterra、Lucid VR、日本からもGoodpatchなど。
スタートアップ企業による展示以外も、基調講演、フォーラム、デモ、マッチメイキング、賞金3万米ドルのピッチ・コンテスト、ネットワーキング・イベントなども開催予定。基調講演およびフォーラムのトピックは、VCおよびアクセラレーター、スマート・カー、スマート・ウェアラブル製品、バーチャル・リアリティなどを予定している。IoTまたはEコマースの製品やサービスに重点を置くスタートアップ企業、インキュベーション・センターまたはスタートアップ企業連合が、個別にまたはグループとしてInnoVEXの展示の対象になる。約1700社近いCOMPUTEX出展企業、162を超える国々からの13万人以上の参加者に直接会うことができるこの本展示エリアには、日本のスタートアップ企業が出展することも可能。
■InnoVEX展示エリアについて
場所:TWTC台北世界貿易センター ホール3
時間:5月31日(火)~6月2日(水)
(*COMPUTEXその他のエリアの開催時間は5月31日(火)~6月4日)
InnoVEXに関心のある方は、詳細は、TAITRA台北本部のルビー・クオ(Ruby Kuo、rubyk@taitra.org.tw)またはTAITRA東京事務所のチョウ(cho@taitra.gr.jp)(日本語可)まで。
■COMPUTEXについて
1981年に設立されたCOMPUTEX TAIPEI (通称COMPUTEX)は、サプライ・チェーン全体を網羅した世界有数のICT見本市。中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台北市電脳商業同業公会(TCA)の共催で開催されるCOMPUTEX は、台湾のICT産業クラスターに近いという地の利を活用して、上流工程の部品製造からシステム組み立てやIoTアプリケーションに至るまで、ICTのあらゆる領域をカバー。台湾企業は、世界のコンピューティング・デバイスの3分の1以上を製造しているため、インターネット・コンピューティングのエコシステムでパートナーを求めているバイヤーにとって、台湾は戦略上重要な訪問先となっている。※COMPUTEXの詳細、来場事前登録についてwww.computextaipei.com.tw、またはwww.taitra.gr.jp (日本語)
※Twitter @computextaipei、ハッシュタグ#COMPUTEX
■TAITRAについて
TAITRA(中華民国対外貿易発展協会)は、2015年に36の展示会を主催。国内外から合計1万1,475社が3万2,982のブースに出展し、海外からの来場者は8万2,939人にのぼる。
HP: http://www.taitra.gr.jp/event/computex/