4月29日から5月1日までの3日間、東京都中央区日本橋のロイヤルパークホテルにて、「第27回東京国際コイン・コンヴェンション(TICC)」が開催される。(主催・日本貨幣商協同組合)造幣局、国立印刷局、文化庁、外務省、各国大使館の協力のもとに行われる、日本唯一の国際的なコインショー。普段目にする事の無い、世界中の貨幣・紙幣が一堂に会し、展示と即売会が行われる。各国造幣局12団体、国内コインディーラー38社、海外コインディーラー24社が参加。
<開催概要>
第27回東京国際コイン・コンヴェンション(TICC)
日時:2016年4月29日(金)~5月1日(日)
10時から18時まで(初日開会式は9時50分から)
場所:東京日本橋 ロイヤルパークホテル3階
入場無料
<展示テーマ>
「近代銀貨の歴史 ~激動の時代をささえた貨幣~」
<特別展示品>
加納夏雄の毛彫貨の展示
近代貨幣のデザインを担当した名工・加納夏雄の業績を展示。
試作貨を含む展示品は造幣局造幣博物館所蔵品。
加納夏雄 略歴
1828年(文政11年)京都に生まれる
1834年(天保5年)加納治助(刀剣商)の養子となる
1846年(弘化3年)独立
1852年(嘉永4年)江戸へ移る
1869年(明治2年)明治天皇の太刀の装具を彫刻、新貨幣の原型作成
1889年(明治22年)東京美術学校教授
1898年(明治31年)逝去
展示用大阪造幣局借受品(毛彫り銀貨5種)
一円銀、半円銀、四分一円銀、十分一円銀、二十分一円銀
(本来は表に出る事のない幻の試作貨です)
旧1円銀貨等銀貨の展示
旧1円銀貨から竜5銭銀貨まで、全国の収集家のコレクションを展示。
<特別講演>
4月29日(金・祝)14時から
「銀貨の歴史 ~激動の時代をささえた貨幣~」
【講師】早稲田大学 教授 鎮目雅人(しずめまさと)
4月30日(土)14時から
「戦時体制下で紙幣製造に超多忙だった印刷局」
【講師】紙幣研究家 一般財団法人印刷朝陽会 事務局長兼調査研究部長 植村峻(うえむらたかし)
<こどもスタンプラリー>
4月30日(土)と5月1日(日)の2日間開催
各国造幣局ブースを廻ってスタンプを集めるとプレゼントがもらえる。
※中学生以下のお子様のみ
<チャリティーくじ>
4月29日(金・祝)13:00~18:00
4月30日(土)10:00~17:00
5月1日(日)10:00~17:00
※賞品がなくなり次第終了。
<日本近代紙幣チェックリスト 無料進呈>
収集の手引きとなる「日本近代紙幣チェックリスト」を来場者に無料進呈。
<「コインの日」制定記念式典>
5月1日は「コインの日」。今年から日本記念日協会により正式に認定。
4月29日(金・祝)10時00分より、記念式典を実施。
<協賛各国のブース展示販売 一例>
・英国王立造幣局
「ピーターラビット作者ビアトリクス・ポター生誕150年」記念50ペンスコインシリーズ
・王立スペイン造幣局
初のカラーコイン、スペイン美術館シリーズ(第3次)
・フランス国立造幣局
2016年TICC記念ユーロ・ミントセット
・中国金幣総公司
1万元金貨
・シンガポール造幣局
ブータン王国より鋳造依頼された「最も幸せな干支コイン」シリーズの展示と、銀貨デザイナーのワン・ル・シェン氏サイン会
問い合せ
日本貨幣商協同組合
電話 03-3508-1701