速報 RED BULL AIR RACE CHIBA2016
記者会見では6月4日のレース予選を、強風と高波による影響で止む終えず中止、明日の本選は予定通り開催すると発表。予選当日は最大2.5mの高波があり、中止せざる終えない状況と説明した。
大会開催責任者は「予選の中止の決断は真剣に考えた結果。選手だけでなく、スタッフの安全を最優先したもの」。明日への影響については、「ワールドランキングにそって、明日の本選を行う」と発表した。
パイロットにとってのレース中止と、明日の本選準備についてマティアス・ドルダラー氏は「今日の高波をみれば中止の決断は妥当だ。強風のなかでのレースもできるかと思うが、風を読むのはむずかしいだろう。明日に向けてレースを組んでいく」と話した。また「日本は大好きな国。明日、千葉でのレースを楽しみにしている」と開催地千葉への印象を語った。
日本人唯一のパイロット室屋義秀氏は「2週間前に福島に機体を入れて準備をしてきた。本日の予選レース中止について主催者の勇気ある判断にパイロットとして感謝している。昨日も順調にフライトできたので、明日に期待したい」と話すとともに、「いまいいポジションにいる。今日飛べなかったことはわれわれのチームにとっては良い影響だったかと思う」と感想を話した。
また、日本での開催はどんな意味をもつかとの質問に室屋氏は、「レッドブルエアーレースは国際レースのなかでもプレミアムな大会。こうした機会に日本で多く紹介されることはインパクトがある。千葉での開催は日本のスカイスポーツに大きく寄与する」と語った。
予選レースは安全性の確保を優先し中止という決断となったが、明日の本選に期待が寄せられる。#AIRRACE