中小基盤整備機構(中小機構)は6月15日、「新価値創造展の使い方~新価値創造展での新たな販路開拓につながるプログラムのご紹介~」と題し、新価値創造展の開催説明と、新価値創造NAVIの新設について紹介。出展検討企業など約60名が参加した。
説明会では、中小機構販路支援部部長 村井振一さんは、「この両方の取り組みは、最終的には中小企業の事業価値を高めることを目標としている」と説明、販路支援の多様化の方向性を示した。
また、中小機構販路支援部参事 小村幸男さんは、「新価値創造展は、10年続いた中小企業展からリニューアルしたが、最も変わった点は来場者だ。研究開発部、新規事業部など、新しい技術やサービスを探している方が増え、旧来17%程度だった割合が40%近くまで増えた」と語った。
また、新設するウエブ展示会「新価値創造NAVI」について、「どのようにウエブ展示会を構成するかについて、検討を重ね、製品・サービスを通じてマッチングさせるというコンセプトにした。動的にキーワードやタグを表示したり、製品を紹介するマガジンなども掲載する。新価値創造展に出展する企業は無料で新価値創造NAVIにも掲載できます」と解説。掲載した内容については事務局が無料で英文に翻訳し、海外にも発信するという力の入れようだ。「リアルな展示会だけでは終わらせない、場所を選ばず通年開催し、そして海外へも発信しマッチングを促していく」という、新価値創造展の新しい方向性を示すものとなる。
新価値創造展の申し込み締め切りは、1次が2016年6月23日、2次が7月14日。
詳細は中小機構 新価値創造展のwebサイト(http://shinkachi.smrj.go.jp/tokyo/)へ。
新価値創造展2016 開催概要
名称: 新価値創造展2016 (第12回 中小企業総合展 東京 2016)
主催: 独立行政法人 中小企業基盤整備機構
後援(予定): 経済産業省中小企業庁、関東経済産業局、東京都、国立研究開発法人産業技術総合研究所、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会、株式会社日本政策金融公庫、株式会社商工組合中央金庫、東京中小企業投資育成株式会社、一般社団法人日本科学機器協会、中小企業家同友会全国協議会
日時: 2016年10月31日(月)~11月2日(水)10:00~18:00(最終日は17時まで)
会場: 東京ビッグサイト 東2・3ホール(東京都江東区有明3-11-1)
出展者数:約500社(国内中小企業)(予定)