サクラインターナショナルは、2016年9月24から27日の間、中国・成都で開催された『World Routes 2016』で、成田国際空港の出展をプロデュースした。
『World Routes』は展示会主催の世界大手であるUBMが主催するイベント『Routes』の世界版であり、新規航空路線の誘致、観光業の発展を目的とする関係者が、新たなネットワーキングを構築するためのイベントだ。また『Routes』の地域版も世界各地で開催しており、アジアでは2017年3月に『Routes Asia』が沖縄で開催される。
これらのイベントに成田国際空港は毎回出展しており、今年は“日本を代表する国際空港としての成田空港”をコンセプトに、ブースにおいて来場者に日本文化の魅力を感じてもらうことを目的に出展した。
この目的に沿うよう、サクラインターナショナルでは、中国語が母国語である姚懿恬さんを企画担当、李鈞婷さんを施工担当に付け、出展の準備を進行。イベント会期中は両名が現地に行き、施工や言語サポートしたほか、姚さんは運営ディレクターとしてブース内の運営管理も行った。予測できないことが発生することも多い海外展示会で、2人がコミュニケーション力を十分に生かし主催者や事務局、会場などと調整を行い、現地協力会社をコントロールしたことで、成田国際空港ブースの施工・運営をスムーズに導いた。
具体的なプロデュースの内容としては、成田空港のブランドイメージ向上、および来場者に日本や東京を連想させるということを念頭におき、「日本の伝統の美しさ」を施工・運営面で表現した。このうちブース施工では、東京の伝統工芸である江戸切子を造作の一部にスタイリッシュなイメージで取り込み、日本ならではの美しさを訴求。また飛行機の尾翼を連想させる造作イメージで、空港会社らしさも演出した。
一方、運営面では、似顔絵切り絵師の土田祥子氏が海外では珍しい切り絵をブース内で披露。来場者の注目を引いた。その他、オリジナル樽酒による鏡割りを行い、焼き鳥、海苔巻き等の和軽食と共に日本酒を江戸切子のグラスで提供。また重要なお客さまには江戸切子グラスをノベルティとして配布した。
サクラインターナショナルは、来年3月開催の『Routes Asia』においても成田国際空港のお手伝いすることが決定している。『World Routes』に続き出展を成功に導けるよう、新たなプロデュース内容を現在検討している。