はじめに
これはIngress初心者が世界的なIngressの公式イベント「ViaLux Setouchi」に知識が足りないまま突入したレポートである。つたない表現がたぶんに含まれると思われるが許していただきたい。
Ingressとは
今年の夏ごろより世界中の人という人を虜にしているゲームがある。その名はPokémon GO…日本を代表する企業、任天堂とGoogleと関係がある会社、ナイアンテックが手を組んで実現したゲームだ。9月末には100を超える国々で遊ぶことができ、日本でもいくつものニュースになるほど熱中したプレイヤーがおり、いま最も注目されているゲームである。
そのPokémon GOには親に当たるゲームがIngressだ。IngressはGoogle社内で開発され、後に独立した前述のナイアンテックが引き続き開発を続けている。その歴史は2012年にベータ版がリリースされ、2013年12月に正式リリースされたまだまだ若いゲームである。
Ingressの内容は簡単に書くとGPS機能があるスマホ(Android、iOS)で遊ぶことができるゲームで、エンライテン(緑色のチーム、以後「緑」と表現する)とレジスタンス(青色のチーム、以後「青」と表現する)に別れて世界中を使う、日本になじみのある表現をすると「陣取りゲーム」である。世界中にあるポータル(自分で作ることもできる)を奪い点を集め、点と点を結んでチームの自色に染める(この「点」をポータルと呼び、染まった色を「セントラルフィールド」と呼ぶ)…大枠としてはこのようなもので、さらに様々なゲーム要素を追加され、この「陣取り」にプレイヤーは日々一喜一憂しながら世界中を歩き回るのである。それぞれのチームの活動はその色から「水没」「草刈り」「緑化」といわれることがある。
ナイアンテックでは頻繁に公式イベントが世界中で頻繁に開催されており、そのイベントのひとつにXM Anomalyと呼ばれるイベントがある。今回はそのXM AnomalyがVia Luxというシリーズ名で9月24日に開催した。「ViaLux Setouchi」は、瀬戸内海が中心としてインド、シンガポール、中国を巻き込み世界中が沸いた日なのである!!
9月23日 ―前日―
愛媛からメイン会場へ
筆者は愛媛県松山市に住んでおり、当イベントの為に前日入りをし、会場のサンポート高松へ行ってみた。正直どういうイベントなのかいまいちイメージができずにいたからだ。サンポート高松へ向かう最中、目についたのはIngressのロゴ。
そこらじゅうにこのロゴが釣っているのが見えた。少し本当にここでイベントがあるんだ…という気持ちが入ってくる。Ingressは以前より町おこしの一環として使われる事例がある。このロゴももしかして…と思っていたが、のちに聞いたところ香川県が準備したもので、ナイアンテックが準備したものではないらしい。
そして、そのロゴをわき目にしながら周囲の人々を見てみると…、そこにはスマホを触って歩いている人…人…人…ほとんどの人はPokémon GOをやっているのかIngressをやっているのかはわからないが明らかにゲームをやっている風景だったし、画面がどう見てもIngressという人もいたし、画面を連打していてこれはPokémon GOか?という人もいた。
その風景からIngress初心者の筆者も慌ててスマホを見る。すると…なんだこれは…
見たことがないマークが画面に映し出されていた…本当にここであの熱狂的なイベントが…本当にあのイベント(しつこい)が開催されるんだ!!という気持ちになってきた!!今更ながら周囲に最大限注意しながら少しばかり草刈りに励んだ。ただし筆者Ingressは相当の初心者である。
少し草刈りをしたのち、Airbnbで予約をした宿へのチェックインの都合でサンポート高松を後にした。
>>ViaLux Setouchiレポート(2)「イベント当日」編
>>ViaLux Setouchiレポート(3)「メジャーメント始まる!」編