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どんな視点でリオデジャネイロ五輪・ パラリンピックを楽しんだのか その 3
- 2016/10/24
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リオ五輪が終了しメダル獲得 41 個 とパラリンピック開催に向けて日本 は良いスタートが切れたと思われる。 また 10 月7日にリオオリパラ合同の 凱旋パレードをする事が決まった。 前回のパレードとは全く異なるコン セプトの元に行われると思われ楽し みである。
日本の裏側でのリオ大会を様々な メディアを通じて観戦したと思われるが前号でも触れたボランティア活 動、文化プログラム情報等は流れて こなかった。 リオでは7万人公募に対して 24 万 人の応募がありボランティアの習慣 が少ない国においては非常に高い数 字である。五輪が4万5千人、パラが2万5千人となっているのでブラ ジル地元メディアでは注目している と思われたがリオ五輪終了後オリパ ラ両方に登録しているメンバーは過 酷な労働時間等でキャンセルが出て きていると報道されておりパラリン ピックが終わるまでは頑張ってもら いたい。
2020 年日本のレガシーは何か? まだ決まっていないが私は「日本国民 =人」を視野に入れて考えてもらい たい。東京で行われるオリパラであ るが東京のお祭りに成らないために は地方創生にどの様な影響を与える のかも考えると “ 人 ” になる事を望む。 そのためにはボランティア活動をコアに真剣に考えていきたいと思う。
またインバウンド4千万人と言われている2020オリパラだが、国と しての「ホストタウン」構想で自治 体と相手国・地域で 91 件(6/14 現在) が既に決まっており経済波及効果や 国際交流が何処まで浸透し反映する かはまだまだ未定だ。ロンドン五輪 で世界の要人が集まってきた事でビ ジネスカンファレンスが多く開催さ れ、その後の経済波及効果が高かっ たので今から政府+民間企業で取り 組んで欲しい。 会場はお台場を中心とした首都 圏型であるが地方都市としては地元 で楽しむ方法で 2002 年日韓ワール ドカップサッカーから始まったパブ リックビューイングを「ホストタウン」 は行って欲しいと思われる。13 号で も書いたがオリパラ競技はスタジア ムスポーツ型が主流だが公道を使う 競技にも新しい観戦方法や日本方式 が生まれてくると思う。観戦者やサ ポーターへのケア、特に酷暑の日本 なので “ 熱中症 ” 対策も “ おもてなし ” の大きなポイントとなる。“サポーター 企業 ” や “ 東京都のレガシー ” もこの 対策をこれから準備支援してもらい たいと思う。
日本は 2020 東京オリパラでスポー ツイベント国際化デビューしていき 2021 年にはスポーツマスターズが関 西で始まり、国際スポーツイベント
はオリパラの成功でドンドン日本に 招致されてくると思う。そこで私は 障がいを持つ方がボランティア活動 に積極的に行動できる社会になるよ う組織員会、都も大きく打ち出して いく事を望む。 開催まで4年間あるのでその間に スキルアップする時間はあるし、協力する企業もどんどん出てくると思う。