ViaLux Setouchiレポート(2)瀬戸内に集結した緑と青の戦い
- 2016/10/28
- リポート
9月24日 ―イベント当日―
受付までの流れ
当日は7時に目を覚まし、チェックアウトを済ませて会場まで移動、受付に行ってみると…すでに人だかりが!!多っ!!
受付の状況を見学しながら参加受付を終わらせる。気になったのは無料でこのイベントに参加することができるのだが、無料チケットの列はほぼ人がいなかったこと。無料のゲームだけどイベントにはお金を払って場合によっては海外からでも参加する、それがIngress。というところだろうか。
受付に関して事前申し込みをすると横長のデジタルチケットが届く。それをスマホ(iPod Touch?)で読み取り、申し込み時に選んだチケットによって異なるグッズがもらえるようになっていたようだ。
筆者は初心者ということもあり一番価格の低いチケットで申し込みをしたのだが入手したグッズは参加証明のリストバンド、これは裏表で緑と青になっていた。ステッカー、そしてカードが2枚、これはゲーム中のアイテムが入手できるコードが記録されている。
参加者も半端ない人数だったが、周囲を見渡すと伊藤園のドリンク差し入れ、香川県などのグッズ配布、ともに並々ならぬ力がそそがれているのを感じた。また公式グッズの販売、非公式?グッズの販売も併設されていた。
そんなこんなを横目に受付場所から移動すると、両陣営ともにイベントを盛り上げるためにチーム作りなどに余念がない。緑、青ともに列をなして(非公式ではあるものの)登録をしていた。筆者は青なので青野陣営へ、初心者であるため初心者チームへ登録を行った。
なお、IngressはGoogleに関連するゲームであることからオンラインでのコミュニケーション(コミュニティやチャット)はGoogle+(GoogleプラスといいGoogle運営のSNS、「ぐぐたす」といわれることが多い)、Google Hangouts(GoogleハングアウトといいGoogle運営のチャットやSMSなどメッセージを統合管理するサービス、「ハングアウト」「HO」といわれることが多い)を中心に使われているようである。
イベントの概要
このイベントではクラスター戦、フラッシュシャード戦と呼ばれる2種類の戦いがあった。クラスター戦は緑と青で4回の対抗戦(「メジャーメント」という)を行う。簡単に書くと各陣営の参加者でどれ位スコアをためられるかを競う対抗戦だ。フラッシュシャード戦は移動するターゲットの取り合いということだが参加していないため、説明を割愛する。
クラスター戦の4回のメジャーメントはそれぞれ10分の時間があり、その10分の中の「ある非公開のタイミングにどの陣営がある特殊なポータル(オーナメントという)を所有しているか」が得点となるらしい。10分間のどのタイミングで計測が行われるかはナイアンテックしか知らず、100%自陣のスコアになるのは10分間を完全に該当ポータルを自陣の所有物にすることである。さらに補足すると、その計測対象のポータルは計測開始の不特定な時間にマーキングされるため、あらかじめ戦略を練る時間は限られることになる。
また、普段存在しない「攻撃してはいけない場所」が存在し、そこを攻撃すると(おそらく)大量のポータルが的陣営の所有物にひっくり返るようで、これも普段のIngressにはない要素である。
メジャーメント中、スタート時に自陣がポータルを所有している場合はとにかく守り、破壊されたら取り返す!敵陣がポータルを所有していたら破壊して自陣のものとして守りぬく!ということになる。普段は移動しつつ陣取りゲームをするIngressが特定の場所にとどまりただひたすら重要なポータルに対してのアプローチ(攻撃 or 防御)!アプローチ!!アプローチ!!!
よってこのイベントでの戦いは10分×4回の為に午後の大半を費やして参加者の組織化、チーム分け、相手の動向を調べ、オーナメントの予測を立てながら作戦を立てつつ町中を移動して準備、戦いの時が来たらオーナメントの奪い合い。ということになる。