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Innovator #12 京橋ファクトリー 企業とコミュニティとが 出会う価値 −
- 2016/10/31
- Innovatorインタビュー, Interview
京橋ファクトリー
代表取締役社長 八木 太亮さん
執行役員 COO 前田 裕司さん
プロモーションやサンプリングなどをしたい企業と、スポンサーからの協賛を希望するコミュニティやイベント。その両者を結び付けるサービス、それが「スポンサークル」である。
サービス開始の2015 年8 月からわずか1 年強ながら、ランニングサークル、草野球チームといったサークル、料理教室やシェアハウス、女子会などのコミュニティ、さらには各種イベントにおいて、アルコール飲料メーカーやヘアケアメーカーといった企業からの協賛やサンプリングを提供し、マッチングを実現している。
「コミュニティには枕投げ大会や自治体の登録などもあって、実に多種多様です」と話すのは、スポンサークルを運営している(株)京橋ファクトリーの執行役員 COO 前田氏。
同社ではもともとビール好き女性のコミュニティ「ビール女子」を運営し、大手飲料水メーカーから協賛のオファーが絶えなかった。「セグメント化されているコミュニティには企業が価値を感じてくれる。しかしながら、企業がコミュニティを発掘することは難しいし、コミュニティ側から企業へのアプローチも現実的ではない。そんなマッチングしにくい環境にあった両者を結び付けるサービスとして立ち上げました」。現在、コミュニティ・企業の登録数はパートナー企業と合わせて約3,000 にもなる。
SNSやWEBメディアの効果で 企業にとって広報やCSにも
ユーザーニーズとしては、コミュニティが企業の協賛を求めているケース、企業が自社のサークルを活性化したいケース、イベントでスポンサーを探しているケースなど様々。「コミュニティ側の運営費削減や無料のプレゼントというところに満足していただいています。企業側は、効率的にサンプリングができる、商品やサービスの認知度が広まるという利点に加え、副次的な効果としてwebメディアに取り上げられることでCSR や広報的な効果も発生しています」。
代表取締役社長の八木氏も「当社の事業の中核となるサービスに成長しておりますし、win-win だというところで、コミュニティと企業がタイアップしているという文化が根付くことが理想です。そのためにも、今後とも認知度の向上とサービスの充実を図っていきたい」と話す。今後はイベントの運営も担当するなど、サービスを広げていく考えだ。