おはようございます。編集部の樋口です。
本日は「月刊イベントマーケティング」16号の発行日でございます。
月刊イベントマーケティング16号表紙
ああだ、こうだと日々喧嘩をしながら、イベンターやマーケターの方々のヒントや息抜きになる紙面を目指して編集しております。
今回は、16号の表紙に「?」が浮かんだ方々に、Q&A方式で自問自答しながら表紙撮影の裏話をしたいと思います。紙面内容と合わせて読んでいただけたらとても幸せです。
【16号の表紙「デカ顔」一問一答】
Q.なんじゃこれ?
A.素朴な疑問ですね、当然です。私も最初に目にしたときには同じ疑問を抱きました。インパクトがありすぎて、数日間、頭から離れなかったくらいです。今風に言えば、フォトジェニックとも言えるこの顔面は、「デカ顔」と呼ばれる娯楽サイト「デイリーポータルZ」のプロジェクトです。決してCGではありません。実写です。
Q.誰ですか?
A.もちろん「デカ顔」プロジェクトを推進している「デイリーポータルZ」の皆さまです。表紙写真では、一番上の林雄司さん(デイリーポータルZウェブマスター)から時計回りに、橋田玲子さん、安藤昌教さん。デカ顔をかぶるのに慣れているだけあって、撮影はとてもスムーズでした。プロフェッショナル!
Q.どこで撮影したの?
A.ニフティ株式会社の会議室をお借りしました。「デイリーポータルZ」はニフティが運営するサイトということで、本社へ伺いました。
最初は屋外での撮影にも挑戦しに近所の公園へ。怪しまれないようにそぉーとデカ顔の箱を抱えて行きましたが、いざ撮影をしてみると風景がレンズに写り込んでしまい顔のデカさをうまく表現できないということで断念。余談ですが、公園にいた子供には「デカ顔」が大人気で、デカくなったお母さんの顔が一番ウケてました。林さん曰く、この反応は万国共通だそうです。
ちなみに、いつも楽しく記事を拝見していたので、こんなライターさんばかりの会社なんて楽しそうだなぁと受付へ行くと、スーツ姿のカチっとした方もたくさんいらっしゃいました。
Q.なぜ、顔がデカくなるの?
A.フレネルレンズで、顔を大きくみせています。このフレネルレンズは、カメラの視野レンズのほか、太陽エネルギーの活用のための集光用レンズとして活用されている平面レンズで、もちろん顔をデカくするためにつくられたレンズではありません。そのため、林さんがいちばん面白く見えるレンズを探しに板橋にあるメーカーに訪問して直接試着して選んだそうです。
焦点距離が500mmのものがちょうどよく顔デカになるサイズというのは、やはり実験しなければわかりませんね。
Q.デカ顔体験するには?
文中でも触れましたが、これまでオーストリア「アルス・エレクトロニカ」や「東京メイカーフェア」など、いろいろなイベントに招待されているようですが、作り方を公開しているので、ぜひつくって体験してみてほしい、とのこと。
▽顔が大きくなる箱の作りかた
http://portal.nifty.com/bigface/howtomakebox.htm
いかがでしたでしょうか?
このデカ顔プロジェクトについての説明には、
「大きくなった顔はまわりの人をみな笑顔にします。
顔を大きくした人は、人を笑顔にする喜びを感じて、いつもはしない愉快な動きをします。
顔を大きくすることは世界からシリアスを消し、笑いを増やすこと。そして自分の新たな可能性を発見することです」
とありますが、表紙撮影の時間も終始笑顔でした。
なんとも楽しそうで、実験的で、イベントに必要な要素がぎゅっと凝縮しているなと思ったのは私だけでしょうか。
16号では「イノベーターに捧ぐイベントテクノロジー」特集をお届けしましたが、皆さんの興味・関心を半歩進めることができればと願っています。
▽デカ顔プロジェクトについて
http://portal.nifty.com/bigface/
▽16号PDFはこちら
https://www.event-marketing.co.jp/wp-content/uploads/2016/10/16go_web_.pdf