11月19・20日、新橋と虎ノ門を結ぶ「新虎通り」と「虎ノ門ヒルズ」を舞台にした初の大規模イベント『東京 新虎まつり』が開催。『東京 新虎まつり』では、「東北×東京」「伝統×革新」をテーマに、東北の六祭りが新虎通りに集結する「東北六魂祭パレード」が20日に行われ、沿道には観客席だけでなく立ち見の観覧者もでるなど、大勢で賑わった。
東北六魂祭パレードに先立ち、開会挨拶した小池百合子東京都知事は「東京オリンピック・パラリンピックは復興五輪だ。東北を力いっぱい応援してほしい」と伝えるとともに、東北復興五輪でもあり、スポーツの祭典であると同時に文化の祭典とし、食・伝統芸能とともに世界に発信する機会である『東京 新虎まつり』を楽しんでほしいと話した。
「東北六魂祭パレード」には、秋田竿燈まつり、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつり、青森ねぶた祭りの順に新虎通りを虎ノ門ヒルズ側から出発、観客エリアごとに、仙台すずめ踊りや盛岡さんさ踊り、山形花笠まつりの踊り手や掛け声、秋田竿燈まつりの妙技などが定点演舞で披露。また、福島わらじまつりと青森ねぶた祭りは回転演舞で迫力ある姿を目の前で展開した。
パレードの最後には、復路として戻り囃子で締めくくられ、それぞれの祭りの演者が手を取り、6祭り渾然一体の光景に。東北六魂祭パレードの風物詩を観客は楽しんだ。パレードはこの日、10時と15時の2回行われた。
そのほか『東京 新虎まつり』では、「TOHOKU×TOKYO FESTA」として東北6県名産品物産展やご当地キャラクター撮影ブース、匠の技ワークショップなどを虎ノ門ヒルズの各所で展開。虎ノ門ヒルズフォーラムでは、先端クリエーターによるトークセッション「Japan Culture Future Forum」、港区立南桜公園では「MINATO 70th ×TOHOKU PARK」も展開するなど、東北と日本の今を感じる2日間のイベントとなった。
パレードの1回目と2回目の合間には「Tokyo Good Manners Project」による清掃活動も行われた