国宝・彦根城築城410年祭推進委員会(会長:小出英樹)は、2017年に開催される「国宝・彦根城築城410年祭」の一環として、2017年9月23日(土)から12月10日(日)まで、日本で初めて国宝・彦根城を舞台に開催する現代アートフェス「HIKONE ART CASTLE 2017(通称:HAC)」を始動する。1952年に国宝に指定された彦根城天守は、関ケ原合戦の前哨戦で耐え抜いた大津城から移築されたといわれ、1607年頃に完成。政治的象徴としての外観の美しさだけではなく、城本来の機能である軍事面でも優れている。「HAC」は、姫路城・松本城・犬山城・松江城と並んで日本に5つしかない国宝の城である彦根城を舞台に、現代の彫刻家やイラストレーターなどの著名アーティストによる「城・戦国江戸期の不易流行表現」をテーマとしたアートの数々を展示。現代に活きる最先端の文化発信拠点として国宝・彦根城の新たな魅力を創出し、新しい世代への継承と発展へと繋げていくことを目的としている。その他、2017年9月23日(土)~10月1日(日)の期間、全国の美大生を対象に参加者を公募する彦根市滞在型学生アートプログラムを実施し、制作したアート作品を城下町で展示する「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION 2017」を開催。彦根市内の大学や商工会との連携など、地域に根ざした創造活動を実践する。
<「HIKONE ART CATSLE 2017」各種プログラム>
■「HIKONE ART CASTLE 2017 天秤櫓特別展」
・開催期間:2017年9月23日(土)~12月10日(日)
・場所:彦根城 天秤櫓
・参加アーティスト(50音順)
淺野健一(彫刻家)、CEKAI(クリエイティブアソシエーション)、前田鎌利(書家)、MAHARO(イラストレーター)
国宝・彦根城築城410年祭のプロモーションムービーなどの制作に関わった4組のアーティストによる「城・戦国江戸期の不易流行表現」をテーマとしたアート展を開催。アーティストによる現代的センスとの融合により、今もなお現代に活きる最先端の文化発信拠点として機能させることで、国宝・彦根城の新たな魅力を創出し、新しい世代への継承と発展へと繋げていくことが目的。
■演劇「井伊直虎と直政」(仮称)
・開催日:2017年11月4日(土)、5日(日)
・場所:ひこね市文化プラザ
・内容
戦国の乱世の中、井伊家を守り抜いた井伊直虎公と、直虎公に育てられて彦根の基礎をつくった井伊直政公の物語を、「武士の家計簿」等で著名な磯田道史氏の脚本によって描かれた演劇。
■HIKONE STUDENT ART EXHIBITION 2017
・開催期間:2017年9月23日(土)~10月1日(日)
※開催終了日は変更の可能性あり
・開催場所:彦根城下町
全国の美大生を対象に参加者を公募する彦根市滞在型学生アートプログラムを実施し、制作したアート作品を城下町で展示する「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION 2017」を開催。彦根市内の大学や商工会との連携など、地域に根ざした創造活動を実践。
<参考情報>
■「国宝・彦根城築城410年祭」とは
2017年、国宝・彦根城の天守が完成して410年を迎え、NHKでは大河ドラマ「おんな城主 直虎」を放送。それを機に記念祭を開催し、彦根城をはじめとする彦根の町の歴史、伝統、文化等、彦根の魅力を国内外に発信する。会期は3月18日から12月10日までの268日間。2017年度の彦根城入山者数90万人を目標としている。主な内容は、重要文化財の天秤櫓や西の丸三重櫓で、江戸期の彦根城や城下町をコンピューターグラフィックスで再現する動画の上映会、戦国・江戸期をテーマとしたアート展、開国記念館や彦根城博物館での大河ドラマ展――などを開くほか、市南部でも花火と食に関するイベントなどを企画。
「国宝・彦根城築城410年祭」オフィシャルホームページ:http://hikone-410th.com/
▼国宝・彦根城築城410年祭PV第1弾『彦根に集え!』
URL:https://www.youtube.com/watch?v=jagzCx8GlpY