いよいよ4月26日からの3日間、東京ビッグサイトにて「ライセンシング エキスポ ジャパン 2017」が開催となる。本展は、世界のライセンスビジネスを牽引する国際イベント「Licensing Expo」(ラスベガス/毎年5月開催)の初のアジア開催として注目を集めており、400もの国内外の魅力的なブランドやキャラクターとの商談会、期間中開催される20もの充実のコンファレンスプログラムなど、日本から発信する国際ライセンシングイベントである。
様々な業界を対象に、ライセンシング市場の拡大を図る
ライセンシング ビジネスとは、製造や小売企業が自社の製品やサービスを、他社のキャラクターやブランドとのライセンス契約に基づいたプロモーションや商品化を展開することであり、また、ブランド保有企業が他社のブランドとのコラボレーションにより、更なるブランド価値の向上と共に販売増加を図るビジネスモデル。様々な産業に関係するライセンシング ビジネスにおいて、主催者であるUBM社では、国内・海外で開催する様々な業界の展示会来場者データベースをもとに、製造・小売企業から、交通機関などのサービス業、そして地方自治体まで、幅広い来場対象者に向けたプロモーションを展開し、あらゆる業種の来場者を呼び込むことで、バラエティ豊かなビジネスマッチングの成立を狙う。
日本を代表するライセンシング・エージェントが集結
今回の「ライセンシング エキスポ ジャパン」には、海外や日本の有力ライセンサーのほか、日本で長く活躍するライセンシングエージェントが多数のプロパティ出展を決定している。IMGがセサミストリート 、シンプソンズ、ピンクパンサーを、TLC(4月1日よりCAA-GBG グローバル・ブランド・マネージメント・グループ(CAA-GBG)に社名変更)がゴーストバスターズ、スマーフを、コピーライツアジア(株)が、くまのパディントン、ポパイ、ベティ ブープを、(株)イングラムが、UCLAやルート66を、そして、(株)東北新社は、ガーフィールド、フェリックス、ひつじのショーンを紹介する。
主催者であるUBMジャパン(株)、代表取締役社長のクリストファー・イブ氏は、「これらの海外で生み出され日本国内においても知名度が高いエバーグリーンのキャラクターやブランドは、すでに日本市場において様々なコラボレーションを展開しており、ライセンスビジネスに参入していない来場者にはライセンスビジネスの意味や可能性を見出すための良い事例となるだろう。」とコメント。同じくUBM社のライセンス部門の副代表であるジェシカ・ブルー氏は、「初開催である本展示会に、このような国内、海外問わず多くのライセンス・エージェントが出展を決めてくれたことに大変感謝している。海外展開を検討する日本のプロパティにとっても、また、日本進出を図る海外プロパティにとっても、異国市場でその市場トレンドを理解し、的確なパートナー形成を行うためにも彼らエージェントの担う役割は大きい。」と述べた。
また、鉄腕アトム、ジャングル大帝やリボンの騎士のような日本のアニメやマンガから生まれたキャラクターを紹介する(株)手塚プロダクションをはじめ、パンダのたぷたぷ(フタバ(株))、リラックマ、すみっコぐらし((株)グルーンキャメル)、ポコパン((株)東北新社)など
昨今日本の文化として確立しつつある「カワイイ文化」を代表する幅広いキャラクターも集結する。
最新の出展プロパティリストは、以下から。
http://www.licensingexpojapan.com/complist/property.php
AlifishとYouTubeによる基調講演が決定
LIMA主催による包括的なセミナープログラムも併催
本時展示会の期間中20もの充実のコンファレンスプログラムが開催される
基調講演は、Alifish(アリババのライセンシング&エンターテイメント部門)のジェネラルマネージャーであるホン・イン氏と、YouTubeのファミリー&ラーニングパートナーシップ責任者であるドン・アンダーソン氏を迎える。
Alifishのジェネラルマネージャーであるホン氏は、海外企業が中国市場進出を図るとき、その成功のための不可欠な要素となるEコマース市場に関し、その最新トレンドとライセンスブランド戦略を解説。YouTubeのアンダーソン氏は、世界の個人コンテンツクリエーターたちがどのようにライセンスビジネスや商品化ビジネスに影響を与え、変化を生み出しているのかについて、具体的な事例を含めながら解説する。
この2つの基調講演に加え、ライセンス業界の国際団体であるLIMAが主催する「ライセンシング ビジネス フォーラム」と「ライセンシング ビジネス セミナー」、「ライセンスビジネスガイダンス」の3本のセミナープログラムが併催される。「ライセンシング ビジネス フォーラム」は、ライセンス業界の有識者によるトークセッション形式で、華道家 假屋崎省吾氏とのトークショーを皮切りに(株)キデイランドや(株)ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、(株)パティズなどの小売店によるキャラクター雑貨のトレンドや、日産自動車(株)とザ・ライセンシング・カンパニー(TLC)によるライフスタイルのブランドライセンスなど計8枠で構成される。また「ライセンシング ビジネス セミナー」は、ライセンサーとライセンシーそれぞれの初心者向け基礎講座、業界のデータ分析、法律や契約、ブランド管理やグローバルライセンス展開事例など、ライセンスビジネスに必須の基礎知識と専門知識を体系化した専門プログラムを提供する。「ライセンスビジネスガイダンス」は、LIMAの日本オフィスと中国オフィスのディレクターが日替わりで担当し、ライセンスビジネスの概要や本展についての解説を行う。
アジア初上陸、世界最大級ファッション展示会「IFF MAGIC」との同時開催
「ライセンシング エキスポ ジャパン2017」の開催中には、「IFF MAGIC」が同時開催される。毎年2月と8月にラスベガスで開催されている、5,000社以上が出展する世界最大級のファッション展示会「MAGIC」のアジア初開催である。どちらかの入場パスがあればどちらにも入場でき、2つの展示会の回遊性を高める。
日本のライセンス商品の約3分の1をアパレル・ファッション雑貨が占めており、最近では、ブランドのほか、キャラクターやポップカルチャーと、カジュアルファッションやハイファッションとのコラボレーションが増加の傾向にある。ライセンシングの専門展と同時に、ファッションの総合展を開催することにより、ファッション業界にも新しい商品化ビジネスを提案することを目指す。
*LIMAグローバルライセンシング業界リポート2016に基づく。
[ 開催概要 ]
●展示会名: ライセンシング エキスポ ジャパン 2017
●会期: 2017年4月26日(水)~28日(金)
●会場: 東京ビッグサイト 西4ホール
●主催: UBMジャパン株式会社
●特別後援: LIMA(国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会)
●ウェブサイト: www.liceinsingexpojapan.com
●併催イベント: 基調講演
ライセンシング ビジネス セミナー
ライセンシング ビジネス フォーラム
オープニング ナイト パーティー
●同時開催: IFF MAGIC(主催:UBMジャパン株式会社・繊研新聞社)
●オフィシャルパブリケーション: License Global