プラットフォーマーが見る「イベントの未来」〜続編
1月31日、ライブ配信「プラットフォーマーが見る「イベントの未来」〜続編」が実施された。
同配信は、bravesoft㈱が昨年12月17にJPタワーで開催した「イベ博」のセッションの続編として、同じメンバーが登壇し当日話しきれなかったテーマについて語った。
登壇者
株式会社EventHub CEO 山本 理恵 氏
ON24合同会社 カントリーマネージャー 上田 善行 氏(オンライン出演)
bravesoft株式会社 CEO & CTO菅澤 英司 氏
<モデレーター> 株式会社JTBコミュニケーションデザイン 総合企画部 DX推進プロジェクト 吉井 和人 氏
プラットフォームの差別化
ON24の上田さんは、自社サービスの差別化のポイントとしてUXの違いをあげた。視聴者のだけでなく管理者(イベント主催者)の体験も重要。また、視聴者のWeb上の行動履歴(エンゲージメントスコア)などのデータ連携でも強みがあるとした。
EventHubの山本さんは、BtoBにビジネスイベントにフォーカスしており、動画を配信するだけでなくインタラクティブな体験を提供することと、エンゲージの高いコミュニケーションの提供と注力しているポイントを語った。
bravesoftの 17年技術開発を行ってきた同社の技術力に裏打ちされた、ノーコードでのイベント公式アプリやWebのカスタマイズの高い自由度をあげた。ユーザーが自身でイベントをデザインすることで、各回のイベントに新規性をもたせることが可能だという。
イベントに求められるリッチな体験
上田さんは、いかに参加者とユーザーが繋がれるかが重要。サービス製品の理解が促進、業界知識が得られるなど、参加者に有益な時間を過ごしてもらうこと、とした。
山本さんは、イベント開催目的によって”リッチさ”の軸が変わる。ブランドの世界観が目的なら、エンタメ性や音楽とビジュアル、参加者の理解促進であれば、参加者同士や登壇者との交流が求められるという。
菅澤さんは イベントの効率の高さがリッチな体験。大きな会場にたくさんの出展社や人が集まることにで、その業界や世界を一瞬にして感じられること、と語った。
モデレーターをつとめた吉井さんは
IPA「DX白書2021」のデータとして、米国は企業の34.7%が競合他社とのパートナシップを締結していることをあげ、9.8%にとどまる日本でも、今後同業他社の協力体制が必要とし、eventech協議会(仮)の立ち上げを呼び掛けた。
動画(イベ博公式サイト)
https://www.ibehaku.com/module/live_stream/77369/13278