2020年9月24日(木)-25日(金)の2日間、東京都立産業貿易センター浜松町館にて、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリング(AM/積層造形、以下AM)を中心とした、最先端の技術展示とセミナーの複合イベント「フォームネクストフォーラム 東京」を予定通り開催する。ドイツ・フランクフルトの国際見本市「フォームネクスト」の姉妹イベントとして、2019年に初開催されたカンファレンス・セミナーの展示エリアを大幅に拡大した。AM、デザイン、製造・加工技術、製品、材料、サービスなどの販路開拓に活用できる。
メッセフランクフルト ジャパン株式会社(代表取締役社長:梶原靖志 氏)は、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮し、一般社団法人日本展示会協会の「COVID-19感染拡大予防ガイドライン」 と、東京都立産業貿易センターの「新型コロナウイルス感染防止の取組みと主催者向けガイドライン」 に従い、出展者や来場者が安心して参加できる商談の場を提供する。
業界著名人による主催者セミナーは必見
業界著名人による2日間、計6本のAMを中心とした次世代製造技術や最新情報を届ける。初日の24日(木)は「アディティブ・マニュファクチャリング(AM)の今、そして将来」と題し、東芝エネルギーシステムズ株式会社の辻大輔氏がAMの特徴を整理しつつ、産業構造や欧米との対比、モノづくりの潮流など俯瞰的な視点も交えながら、AMの現在と将来展望について紹介。25日(金)は大阪大学 接合化学研究所の塚本雅裕教授が、金属に対する吸収率が高い青色半導体レーザーについての適用事例「高輝度青色半導体レーザーを利用したLMD方式金属、3Dプリンティング技術」について講演を行う。
■最新情報が満載の業界団体セミナーと出展者プレゼンテーション
会期中の併催企画として、技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)、一般社団法人 日本3Dプリンティング産業技術協会、Aachen Center for dditive Manufacturing(ACAM・ドイツ)主催による業界団体セミナーを開催する。
24日(木)の技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)による「TRAFAM次世代型産業用3Dプリンタ技術セミナー」では、「次世代型産業用3Dプリンタ開発プロジェクトの成果と今後の展開」として、学校法人近畿大学 次世代基盤技術研究所の京極秀樹特任教授が登壇。また、姉妹見本市「フォームネクスト」とのコラボ企画で実現したドイツの3Dプリンティング研究機関ACAMによるセミナーは、24日(木)、25日(金)と内容と聴講対象を変えてウェビナー形式で開催。24日(木)は、AMの導入を検討しているすべての人を対象とした「discover3Dprinting」、25日(金)は、「Design for AM」と題し、AMにおける設計の可能性とアプローチの概要について講演する。ACAMのウェビナーは、会場内で日・英同時通訳付きで聴講できる。
また、業界のトレンドを先取りできる出展者プレゼンテーションでは、会期中2日間にわたり、株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズ、SOLIZE Products株式会社、トルンプ株式会社、DMG森精機株式会社による自社製品、サービスのプレゼンテーションが開催される。
主催者セミナー、業界団体セミナー、出展者プレゼンテーションすべて公式ウェブサイトからの聴講事前登録を優先。また、別途イベントへの来場事前登録が必要。
多彩な出展対象製品
AM技術全般、造形機器、装置、技術(3Dプリンタ、3D スキャナー、ラピッドプロトタイピング機器、ラピッドマニュファクチャリング機器)、3D データソリューション/3Dプリント受託サービス/樹脂材料、セラミック材料、金属材料、複合・機能性材料などが一堂に会する。
姉妹見本市「フォームネクスト」
「フォームネクスト」は積層造形と次世代インテリジェント工業生産に関する国際製造加工技術専門見本市。2015年の初開催からわずか5年で業界を牽引する国際見本市の一つに成長し、2019年は36カ国・地域から852社が出展、34,532名の来場者を集めた。また、同時開催のカンファレンスでは、積層造形の最新トレンドや課題、生産プロセスへの組み込みへの提案なども発信していく。