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空間デザインは心理戦 物理的制限が武器になる 特集:リアルとメタバースそれぞれの空間デザイン戦略 -2
空間デザインは心理戦 物理的制限が武器になる
東京インターナショナル・ギフト・ショー 石川県ブース
竹村 尚久さん SUPER PENGUIN ㈱ 代表取締役
シンプルなデザインながら、いつも多くの来場者を集める SUPERPENGUIN デザインの出展ブース。そのしかけを聞いた。
ブース内の配置はセオリーから外れているようにも見える。展示台をすべてブース内側に向け、来場者が歩く通路を背にしている。多くの人の目に展示品が見えるように陳列したいところだが…。
「展示台の向きではなく、出展者の待機する場所がポイントです。展示台の傍に立つとブースの入口を塞いでしまい、中に入りづらい。来場者がみんな遠巻きに見ている、ということになりがちです」と竹村さんは言う。
その代わりにブース中央にカウンターを設けて、出展者はそこに待機。空いた通路から来場者が入ったら展示台に移り対応する。出展者はユニフォームではなく私服を来ている。カウンターにいる出展者は来場者のようにも見え、人が人を呼ぶ効果で賑わいができる。
ブースの壁や造作でなく
身体と心の動きをデザイン
展示台の背面でブース全体を囲むようにすることで、ブースから出づらく滞留時間が伸びる。中の見えづらいブースに引き込むために、入口付近にパンフレットを置き誘導する。
また壁やタペストリーで上部を隠しているのは、視線を下側にある展示台に集中させるしくみだ。シンプルなデザインのなかに、集客戦略が無数に埋め込まれている。
建築・インテリア出身の竹村さんの発想は、造作物をつくるのではなく、人の心と身体の動きをデザインすること。リアル空間の物理的制限が、人を誘導するツールとして活用されている
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企画から運営までワンストップ 最適化を図り、目標達成する
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体験提供の期待値に応える緻密性と演出力
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西尾レントオール、昭栄美術
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