特集：映像/照明で体感する新たな世界観-プロに聞く、イベント演出の裏側と未来-

グローバルにコネクトするGMO GLOBAL STUDIO
ビジネス x エンターテインメント

６月下旬、GMO インターネットTOWER最上階にオープン

リアルとオンラインでのハイブリッド型イベントスペース「GMO GLOBAL STUDIO」が６月下旬、GMOインターネットTOWER(東京都世田谷区)最上階部の26F・27Fにオープンする。運営は、ワールドワイドでイベントプロデュース事業を展開する株式会社グローバルプロデュースと、GMOインターネットグループの共同出資による新会社「GMOグローバルスタジオ」。「単純な貸し出しスタイルではない。ビジネスイベント界のジブリやufotable的存在へ」という野望も飛び出したGMO GLOBAL STUDIOついて、グローバルプロデュースの代表取締役社長の光畑真樹さん、イベントディレクター河西海さんに特徴を聴いた。

LED 活用し世界観を精彩に、ビジネスイベントにも没入感を

「GMO GLOBAL STUDIO」は、LIVE配信スタジオとCommunity Spaceの２フロアで構成される。LIVE配信スタジオは、「国内最大級のLEDディスプレイ空間を設計中です。LEDピッチが細かく滑らかな映像は、グリーンバックでのクロマキー合成撮影では表現しきれない非日常な体験です」（光畑さん）、「LEDディスプレイは、高さと幅のある壁面68㎡の２面と、床面にも41㎡を設置。３面構築でのLED空間のスタジオになります」（河西さん）と話す通り大型LEDの活用が大きな特徴だ。

LIVE配信スタジオには観覧席もあり、リアル参加者は迫力ある映像空間と出演者のパフォーマンスを間近に体験できる。一方、オンライン視聴者は複数台のカメラで捉えた表情やレール・クレーンカメラでの臨場感あるシーンを体感。音楽ライブや映画のようなリッチなエンタメ品質の映像を受取る。AR演出を楽しめるなど、ハイブリッドならでは表現も自在に展開するという。

「ビジネスイベントにも没入感が必要で、『GMO GLOBAL STUDIO』がつくる世界観とともに企業メッセージやブランドを発信、交流しあえる場になればと考えています」（光畑さん）

GMO GLOBAL STUDIOでのVIRTUAL CONFERENCEイメージ。４月７日の予約開始から、感度の高いエージェントやイベント企画・運営会社から問合せが続いている

コンセプトは「あらゆる世界を、つなぐ場所。」

リアル×バーチャルの２つの機能を併せ持つスタジオのプロデュースとともに行うのが、各種ハイブリッド型イベントのプロデュース・コンサルテーションだ。具体的には、企業から個人までの幅広いユーザーにコンテンツの最適な「コンセプト設計」「プログラム構築」「XR空間演出のデザイン」「事前映像制作」「当日オペレーション」とともに「WEB戦略」まで。コンテンツのつくり方から、届け方に至るまで伴走する。

「WEB戦略」では、プラットフォームとして動画配信に注力し、会員向けに定期的な情報発信も展開。独自企画の番組プロデュースも行うほか、LIVER、TikToker、YouTuberの個人クリエイターの配信の場として個人ユースにも対応。オリジナルコラボ番組も予定し発信力を持つスタジオにする。

ビジネスカンファレンス、社員総会や株主総会、社員表彰式、新製品・サービス発表、ライブやファン感謝祭など広がりそうだ。

「GMO GLOBAL STUDIO」は、『あらゆる世界を、つなぐ場所。』をコンセプトに、ビジネスイベントに新たな選択肢を加える。

株式会社グローバルプロデュース
代表取締役社長/クリエイティブディレクター
光畑 真樹さん  

株式会社グローバルプロデュース
イベント事業部 イベントディレクター
河西 海さん

■ハイブリッド型イベントスペース「GMO GLOBAL STUDIO」

「GMO GLOBAL STUDIO」の27FにはCommunity Spaceも。内装は「東急プラザ渋谷」をはじめとする国内外で数々のデザインを手がけるGLAMOROUS co.,ltd.代表の森田恭通氏が手がける

6月下旬にオープンするハイブリッド型イベントスペース「GMO GLOBAL STUDIO」。４月７日の予約開始から、感度の高いエージェントやイベント企画・運営会社から問合せが続いている