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価値あるリアル対面で体験を提供ーInter BEE 2021 展示会開催宣言 小田 佳代子さん
価値あるリアル対面で体験を提供ーInter BEE 2021 展示会開催宣言
(一社)日本エレクトロニクスショー協会 Inter BEE ディレクター 小田 佳代子さん
11月17 日から19 日まで、幕張メッセおよびオンラインのハイブリッド形式でメディア総合イベント「Inter BEE 2021(インタービー 2021)」が開催される。Inter BEE ディレクターの小田佳代子さんに、2年ぶりのリアル開催復活やオンライン連動開催の継続について、その舞台裏を聴いた。
「Inter BEE 2021」では、今年3月25 日には幕張メッセでのリアル開催とオンラインでの連動開催を発表するとともに、出展者募集を開始し、例年と同様のスケジュールで開催準備を進めてきた。
「Inter BEE 2021」では、リアルおよびオンラインというハイブリッド型スタイルで、11月17 日から19 日までの3日間を幕張メッセで、そして11 月17日から12 月17日までの1ヶ月間をオンラインでの連動開催の形をとった。
「2020 年に完全オンライン開催をした直後から次回はぜひリアル開催をという声が多数届いていましたので、その声に応えたいと思っていました」とInter BEE ディレクターの小田佳代子さんは話す。
リアル基軸 オンラインで補完
「Inter BEE」には、プロオーディオ、映像、放送、通信、プロライティング、配信関連のプロフェッショナル、そして映像・メディア業界の技術者・クリエイター・ステークホルダーまでが集まる。目的は、音や映像、照明など、実際にみて放送・配信の制作や伝送、体験のシーンを想定しながらの商談や導入検討、最新情報のアップデートなどだ。
「製品を触る、聴くという体感や、対面で直に説明を受ける、交流をともなった製品理解をするという展示製品の性質上、訴求効果がオンライン開催でのモニターを通してでは十分とは言えず、リアルの場所を提供するべきとしてリアル開催の準備を進めています」(小田さん)
一方で、オンライン開催は昨年実施し出展者140 社・来場者数21,056 名で展開した実績もあり、「コンファレンスをいつでも視聴できる」「出展者情報を動画やデジタルデータでも取得できる」という参加者の声を受け、今年も継続して提供する。
「リアルと同じことをオンラインでしようということではなく、いい形で棲み分けて活用していただこうというのが今回の基本設計です」と小田さんは関心度合いによってさまざまな参加の選択肢がある、と説明する。
体験できる特別企画を用意
幕張メッセの会場では、体験型の企画を集中して行い、「INTER BEE EXPERIENCE」では、音のプロフェッショナルユーザに向けた小型SR スピーカー体験セッション、音響セッション、チュートリアルセミナーを実施。
「INTER BEE IP PAVILION」では、IPリモート・プロダクション+実体験+ 5G をテーマに、ニューノーマル時代の放送技術を紹介する。遠隔地からIP ネットワーク回線経由で放送機材を操作し、ライブ番組を送出する新しい手法のデモ提示やIP 機材を中心に構成した中継車のデモ展示などを実施するという。
また、「INTER BEE CREATIVE」では、世界の映像業界で、次世代の映像制作手法として注目を集めているIn-Camera VFX(実写撮影とリアルタイム3DCG 映像をLED ビジョンに描写し撮影する手法)の撮影システムを会場に組み立て、国内の展示会では初めてとなる撮影および体験のデモンストレーションを実施する。
「Inter BEE にはプロユースの放送局向け機材はもちろん、インターネット配信向けなど量販店では扱っていないようなBtoB ユースのラインナップも揃うのが特長です。配信イベントや動画マーケティングを担当される方にも有意義な機会になると思います」(小田さん)
開催概要
「Inter BEE 2021」
<リアル>
会期:11 月17 日(水)〜19 日(金)
会場:幕張メッセ
<オンライン>
会期:11 月17 日(水)~ 12 月17 日(金)
主催:一般社団法人 電子情報技術産業協会
運営:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会
協賛
INTERBEE 2021