第 31 回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2022 日本の製造業支える工作機械の現在地とミライ

JIMTOF2022 工作機械 東京ビッグサイト

日本の製造業支える工作機械の現在地とミライ

第 31 回日本国際工作機械見本市 JIMTOF2022

菊池 徹 さん 株式会社東京ビッグサイト 事業推進部 部長

2022年11 月 8 日から 13 日まで 6 日間、東京ビッグサイトで「JIMTOF2022 第 31 回日本国際工作機械見本市」が開催。4 年ぶりとなる会場での実施について(一社)日本工作機械工業会とともに同展を主催する(株)東京ビッグサイトの菊池徹さんに聞いた。

4 年ぶりのオンサイト開催
過去最大規模で展開

861 社 5,610 小 間(6月 13 日現 在 )とJIMTOF2022 は過去最大規模で実施します。オンライン開催の 2020 年の 394 社 403 ブースはもちろん、コロナ前 2018 年の 5,524 小間も上回るお申込みをいただきました。4 年ぶりの会場開催にかける皆さまの熱意に応えるべく、来場誘致や企画実行に力が入ります。

会場の東京ビッグサイトは、南展示棟が拡張されました。全館を使用した BtoB 展示会は JIMTOF が初めてで、レイアウトやホール間の動線計画も、業界のさまざまなトレンドを体感してもらえるように工夫しています。

工作機械の特性として、実際に機械の実演を見て、製品の品質や速度、信頼性を確認しないと商談ができないということもあるでしょう。海外ではリアル開催とは言わずに、オンサイトやフィジカルと表現しますが、「やはりオンサイトでないと…」という声が多いですね。打合せとか事前の情報提供とかはオンライン /DX 化して効率化するとしても、展示会にはオンサイトでこそ真価を発揮すると皆さんが考えておられるようです。

会期に合わせて開発された
新製品と技術を見せる場に

工作機械の展示会は米国の IMTS、ドイツの EMO、中国の CIMT など各国で開催されていますが、どの展示会でも日本のメーカーは中心的な役割を果たしています。そのような世界に冠たる日本メーカーが、本拠地であるJIMTOF に合わせて新製品の開発スケジュールを組んでいます。とくに今回は 4 年間にわたって開発を進めてきた製品なども多数出展されるので、例年以上に注目度は高くなるでしょう。

今年は新たな企画として、「AdditiveManufacturing エリア」を南展示棟で実施します。工作機械、とくに金属加工は切削加工が中心でしたが、部品削減、リードタイム短縮、少量多品種生産を可能にする積層造形技術(Additive Manufacturing = AM)が業界のトピックス。エリア内では3Dプリンターやソウトウェア、素材、測定関連機器、ソリューションなどを集めた展示や講演会、ワークショップを実施します。

また、オリンピックで採用された砲丸投げの砲丸の完全球体の製造技術など、これまでJIMTOF の企画展示はご好評をいただいています。今回の企画展示のテーマは「最先端のものづくりの現在地(いま)とミライ~工作機械とSmart Factory ~」。IoT、AI、DXなどを活用し、業界を牽引するトップメーカーの先端技術を組み合わせて新たな付加価値が創出するものづくりの未来を提示します。

出展物だけでなく、業界の課題解決や技術を紹介する企画を可能にしているのは、業界社の発展を支援している工作機械工業会と、60 年にわたり同展を実行し、また会場運営という面で多くの展示会を支えてきた私ども東京ビッグサイトと共同で主催する 2 つの組織が手を合わせてできたことだと考えています。 工作機械業界の関係者はもちろん、一般の方やこの業界を目指す学生さんにもお越しいただき、業界のいまを体感し、未来をつくるきっかけとなってほしいですね。

 

<協賛>

飯田電機工業株式会社

飯田電機工業株式会社

 

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