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中小企業の熱意とアイデアのものづくりから販路開拓まで寄り添う 主催者インタビュー ものづくり補助事業展示商談会「中小企業新ものづくり・新サービス展」
主催者インタビュー
ものづくり補助事業展示商談会「中小企業新ものづくり・新サービス展」
中小企業の熱意とアイデアのものづくりから販路開拓まで寄り添う
全国中小企業団体中央会事業推進本部 ものづくり基金推進部 審議役
森田 博行さん
「ものづくり補助金」を活用して開発した新製品・サービス・技術等が集まる「中小企業 新ものづくり・新サービス展」が12月7日から3日間、東京ビッグサイト 青海展示棟Aホールで開催される。リアルな場での商談・商品PRの機会を提供することで、全国の中小企業の挑戦をサポートする。同展を主催する全国中小企業団体中央会の森田博行さんにうかがった。
補助金による開発支援から販路開拓まで
「中小企業 新ものづくり・新サービス展」は、中小企業のものづくり支援を、新製品・新サービスの開発にとどまらず、その新技術や製品を披露する場として展示会を開催し、販路開拓までサポートするものです。 6 回目の開催となる今回は出展者数645 社で、これまで同様に9,000 人を超える来場者を見込んでいます。その中には、予め商談希望のあった70 社超の有力バイヤーも含まれています。 Web 展示も行いますが、やはりメインは会場での展示・商談です。 すでに事前登録とマッチングを開始しており開催半月前の時点で400件を超えるアポイントが成立しています。
中小企業の声に応えてリアル開催に向けた努力
新型コロナウイルスの影響で、これまで全国各地で開催されていた中小企業向けの展示会が、リモートに切り替わりました。私たちもオンライン開催にすべきか検討をしていたのですが、地方の中小企業の方々を中心に、東京の展示会はリアル開催をしてほしいというご意見を数多くいただきました。 中小企業のものづくりの素晴らしさは、経営者や担当者の熱意を注ぎこんだ技術力、フットワークの軽さ、市場に特化した独自性、新規性など、大企業の資本力や豊富な人材を背景にした開発力とは別な魅力があると思います。大企業が近年、それぞれの分野に特化したベンチャー企業や中小企業とコラボレーションしてイノベーションのスピード化を図っているのも、そういうことが背景にあるのだと思います。 しかし、優れた商品を市場に展開するのは、中小企業にとっては難しいことです。実績のない企業が大企業のバイヤーを訪問して商談、契約したり、コラボレーションをするには大きなハードルがあります。それをバイヤーが展示会の場で、新規性の高い製品や優れた加工技術に実際に触れたり、開発者から詳細な説明を聞いたり、といったリアルの場でのコミュニケーションが、壁をこえる手段となっている。そうしたことを中小企業の皆さんが実感されていることが、リアル開催への要望につながっているのではないでしょうか。
感染症対策を施しながら中小企業を盛り上げる
感染症対策には十分に留意して開催します。行政、東京都のガイドラインをはじめ、東京ビッグサイトが策定したものや日本展示会協会の「展示会業界におけるCOVID-19 感染拡大予防ガイドライン」など、イベントや展示会に特化したルールに準拠して、運営を進めていきます。また、万が一感染者が出た場合でも事前登録と連絡先の収集をきっちりと行い、それ以上の感染を防ぐ用意をしています。 “ いまを切り取る”というテーマのとおり、今回の出展には、感染症対策の新技術、IT を駆使して観光などリアルな場のビジネスを支えるサービス、あるいはガンの早期発見を手軽に行えるキットから宇宙関連のものまで、さまざまな分野の新しいアイデアが集まります。ぜひ会場にお越しください。