特集：特集_LIVeNT2023（ライベント）の歩き方

主催者インタビュー”LIVeNT2023の舞台裏”

RX Japan 株式会社 LIVeNT 2023 事務局長 下田アトムさん（写真左）
‘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　近藤　純一さん（写真右）

歓びと感動を生み出すイベントづくり

全国からプロモーターや音楽事務所、演出会社、イベント主催者や企画会社、企業の宣伝・販促、e スポーツ主催者などを集め、多数の商談の機会を提供するLIVeNT 2023。事務局長の下田アトムさんに、その集客力の源となっているRX Japan の取組みや今回の見どころについてうかがった。

ライブ、e スポーツ、イベントの展示会

この数年イベント業界は厳しい状況でしたが、ようやく回復してきました。5 月8 日には、新型コロナウイルス感染症の分類が5 類へと移行し、さらに復調のスピードが増しそうです。こうした時期に、これまで以上に業界に貢献するために、名称をJapan Event Week からLIVeNT へとリブランディングをしての開催となります。
LIVeNT というのは、3 つの構成展示会であるライブ、e スポーツ、イベントを合わせた造語です。e が小文字なのは、e スポーツのeを表しています。展示会の構成はとくに変わってはいませんが、私たちにとって直接の顧客である出展企業だけでなく、イベントに参加する人たちがイベントによって歓びと感動を得られるように貢献していきたい、それが私たちの新しいミッションだと考えています。

各分野それぞれのアフターコロナ

LIVeNT を構成する、ライブ・エンターテイメントEXPO、イベント総合EXPO、eスポーツビジネスEXPO のそれぞれの分野で、市場回復の現状や、コロナ前後での開催方法の変化が異なり、LIVeNT での出展の仕方にも表れていると思います。
ライブ・コンサートの分野では、XR の演出や遠隔地からの参加など、オンラインの良さが参加者にも認識され、リアルとオンラインが共存していくのではないでしょうか。そのなかで、オンラインでは難しかったグッズ販売などのマネタイズの部分やファンエンゲージメント、チケッティングなどの新しいエンターテインメントの在り方を支えるソリューションが充実しているようです。一方で久々のリアル開催を盛り上げる、演出機器も注目されていて、欧米企業の大型演出機器も多く出展される予定です。
イベント総合EXPO の分野では、BtoB、BtoC ともに、オンラインやハイブリッドよりもリアルに戻る傾向が強いように感じています。Face to Face で人と人の出会いを効果的につくりだすための仕組みや空間づくり、販促グッズ、企画制作などリアルイベントを支援する企業が積極的に活動してくれそうです。またインバウンド系イベントも開催できるようになり、自治体や訪日観光関連の企業も活性化しています。
e スポーツの分野はコロナからの復調というよりも、大きな可能性がある成長分野といえるでしょう。イベント開催による地方創生、教育分野での活用など、その発展性の高さをどう具現化するか。どこにビジネスチャンスがあるのか、業界関係者と意見交換する場にもなっていきそうです。

変革期乗り切るためのセミナー、同時開催展との相乗効果

イベントの在り方は以前のかたちに戻るというだけでなく、オンライン時代を経て参加者のイベント参加の仕方は新しく多様化し、それに伴いビジネスモデルも変わりつつあると思います。
そうした時代の変化を乗りこなすために、さまざまな知見を共有したいという、業界関係者の要望に応えるため、セミナーの実施にも力を入れています。
ライブ・エンターテイメントEXPO では、Z 世代の視聴体験・音楽との触れ合い方が大きく変わってきたZ 世代のファン化、サブスク時代のマーケティング戦略、海外進出の方向など、音楽業界の新しい形に合わせたトピックの講演を多数用意しています。
イベント総合EXPO では、企画演出と集客という2 軸で、成功事例からヒントを得るものなどが人気です。
e スポーツビジネスEXPO は、キープレイヤーであるゲーム会社や企画会社のビジネスモデルや最新事例を共有して、多くの人にこの分野に参画してもらえるための業界理解などで展開します。
LIVeNT 2023 の会期である6 月28 日から30 日は、同じ東京ビッグサイトで、JapanSports Week、自治体・公共 Week、レジャー＆アミューズメントEXPO（AMLEX）を同時開催します。そちらにもライブ・イベントに活用できるものは、多く出展されますし、LIVeNT にもイベント以外に活用できるものも多くあるでしょう。イベント関係者だけでなく多くの方にご参加いただきたいですし、同時開催展も観るために、1 日だけでなく複数日視察できるように日程を組んでいただくことをおすすめします。

RX らしい展示会づくり、ヒアリングと要望に応えること

田中社長体制に移行し、社名変更、今年4月にはミッドタウン八重洲の新オフィスに移動と、この数年当社は変化しているのですが、根本の部分である私たちの仕事のスタンスは変わっていません。シンプルに出展企業に喜んでいただくため、売上拡大と業界発展につくすという1 点です。変化している点は、今までよりも出展社、来場者の方の期待を超えたい、展示会場でワクワクしていただきたいという想いがより一層強くなったことかなと思います。空間演出などもファンになってもらうためには何が出来るか？という観点で試行錯誤行っています。
展示会の中身に関しては、同じことを同じようにやっていくということではありません。業界の状況やトレンドは常に変わっていきますので、その要望に対応していくために、常にヒアリングを行ってなにが求められているかを把握し、展示会に反映させていきます。ヒアリングという形式でなくても、普段の会話のなかにもヒントがたくさんあり、それを社内で共有して常に顧客志向で動いています。
来場者動員に関しても、多くの来場者にお越しいただくための最適なアプローチを行っています。
出展企業のため、業界発展のために軸を変えずにつきつめていくことが、私たちの強みだと考えています。

日程：2023年6月28日（水）～30日（金）
会場：東京ビッグサイト
公式サイト：https://www.event-week.jp/
入場チケット申込フォームURL↓
https://entry.reedexpo.co.jp/expo/LIVE/?lg=jp&tp=inv&ec=JEW&em=event_m0609
（入場チケット持参で入場料5,000円が無料になります。）

構成展示会：
第10回 ライブ・エンターテインメントEXPO
第10回　イベント総合EXPO
第２回　eスポーツビジネスEXPO

同時開催：
第1回 レジャー＆アミューズメントEXPO　AMLEX（アムレックス）2023
Japan Sports Week 2023
自治体・公共Week 2023

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