漁協の販路拡大をバーチャル見本市サービス「TradingSquare」で支援 -展示会開催情報

漁協の販路拡大をバーチャル見本市サービス「TradingSquare」で支援 バーチャル展示会

漁協の販路拡大をバーチャル見本市サービス「TradingSquare」で支援

日本ユニシスは、池田漁業協同組合(以下、池田漁協)、香川県信用漁業協同組合連合会(以下、香川県信漁連)、農林中央金庫、株式会社ただいまの協力のもと、オンラインでの見本市/展示会開催において企画から運用、データ分析までトータルに支援するバーチャル見本市サービス「TradingSquare(トレーディングスクエア)」の実証実験を開始。

「TradingSquare」は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを回避しつつ、見本市/展示会の開催に係る主催者と出展者の物理的・時間的負担を低減し、リアルでの開催では難しかった遠方の来場者との商談を可能にすることで、販路拡大に向けた活動を後押しする。

本実証実験では、ニューノーマル時代の農水産物販路拡大における「TradingSquare」の有効性や実用性、費用対効果などの検証を行う。

漁協の新しい営業活動として

全国の漁協では、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受け、水産物の消費減退や魚価下落に伴う漁業収入の減少、大規模な展示商談会の中止・延期による対面営業の商談機会減少など多くの課題を抱えている。その現状を受けて、漁業者所得の向上に取り組む香川県信漁連と農林中央金庫では、漁協の新しい営業活動の支援方法を模索していた。

オンラインでの見本市/展示会には、場所や時間にとらわれない広範囲の集客による商談機会の拡大、コストの低減、データ分析による商品や営業活動の改善などのメリットがある。

日本ユニシスは、「TradingSquare」を活用した本実証実験がニューノーマル時代の漁協の販路拡大に有効であると考え、香川県信漁連主催、農林中央金庫支援によるオンライン展示/商談会を開催し、漁協の販路拡大を狙った実証実験を行う。

実証実験の概要

香川県信漁連を主催者、池田漁協を出展者として「TradingSquare」を活用したオンライン展示/商談会を開催し、漁協の販路拡大に向けた新たな活動について実証実験を行う。

本展示/商談会には、香川県から池田屋ブランドを発信している池田漁協が出展する。池田漁協は瀬戸内に浮かぶ小豆島に位置し、組合員の漁師とともに島の食材・瀬戸内の食材の丁寧な取り扱いと品質確保に努め、商品開発や販売活動も積極的に行っている漁協。商品の品質に見合った価格での販売による漁業者等組合員の所得向上という池田漁協の目標に対して、遠方・多忙のバイヤーも来場しやすく、多様なコンテンツで商品の情報を公開できるというオンラインならではのメリットを生かし、今までアプローチの難しかったバイヤーとの商談機会創出を狙う。

また、実証実験に先立ち、株式会社ただいまがバイヤー招致や、商談方法・掲載コンテンツの知見を得るための事前準備セミナーの開催などの協力を行う。それにより掲載するコンテンツや商談方法を見直し、商談成約率の向上も目指す。農林中央金庫からは、本実証実験における参加企業・団体の調整やバイヤー招致サポート、効果的な商談の実施についても支援する。

実証実験の期間と内容と各団体の役割

●実証実験期間
2022年2月 7日(月)~18日(金):オンライン展示/商談会の開催
2022年2月21日(月)~:個別商談の実施

●実証内容
オンライン展示/商談会の開催とその後のデータ分析による、リード顧客獲得やニーズ把握、販路拡大などの効果を検証する。

●実証実験の役割

・日本ユニシス:「TradingSquare」の提供と、本企画の全体調整

・池田漁協:オンライン展示/商談会への出展、商談の実施

・香川県信漁連:オンライン展示/商談会の主催

・農林中央金庫:参加企業や団体の調整、バイヤー招致サポート、商談のノウハウ共有の支援

・株式会社ただいま:バイヤー招致、事前準備セミナーの開催、商談成約率向上のための支援

【今後の取り組み】

日本ユニシスは、今回の実証実験をアフターコロナにおける農水産物の販路拡大につなげ、農林水産業の発展に寄与していきます。また今後は、ビジネスマッチングのツールとしても企業のビジネス活動の支援を目指す。

日本ユニシスは、「TradingSquare」の提供を通し、ウィズコロナ・アフターコロナにおける顧客のビジネス活動に最大限の価値を提供することを目指す。

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